2025年8月1日金曜日

園だより 令和7年8・9月号

  夏の暑さが日に日に増しており、外に出ることが億劫になるような季節になりました。

熱中症の恐れがあり、外遊びも思う存分できない季節。年々、温暖化で猛暑日が多くなっており、臨海保育、運動会など、子どもたちにとって貴重な経験、思い出になる行事も、気候が理由で見直さなければいけない時代になってしまうのかな。と、不安に思う日々です。子どもたちの未来の為にも、少しでも涼しいと感じられる日々が増えるように、今できることは何だろう?そう改めて考えさせられる季節でもあります。

 

さて、保護者の皆様には事前にお伝えしておりました通り、僭越ではございますが、今回から総務主任の藤本利樹が、園長と隔月で園だよりを発行させていただく運びとなりました。園長がこれまで発行してきた園だよりの雰囲気を踏襲しながらも、私なりに感じたこと、伝えたいことを、私らしく書かせていただければと思いますので、少しでも目を通していただけましたら幸いです。

私にとっての第一回目の園だよりのテーマは「これからの幼児教育の在り方」について、私なりの想いを書かせていただきたいと思います。

今の幼児教育で大切なことの一つとして、「困難(壁)を乗り越える力の習得」があると考えています。これは「レジリエンス能力」とも呼ばれています。

今の時代、何事においても「ハラスメント」という言葉が付いて回ります。「パワハラ」「セクハラ」、聞き慣れないものだと「ヌーハラ」等です。ヌーハラとは、「ヌードルハラスメント」の略で、上司が麺を啜る音が不快という所から生まれたそうです。生きていくうえで、自分にとっては当たり前のことでも、相手が不快に感じたら「ハラスメント」になる世の中です。学校教育の世界でも、教師は生徒の指導の仕方に「パワハラ」「セクハラ」と言われないように、言動には敏感になっています。

このような時代では、教師は生徒に対して厳しく指導することができませんので、他人に発破をかけられて動かしてもらう時代ではなく、自分で自分を動かしていく時代。自分でやらない子はどんどん置いて行かれる、子どもにとっては昔よりも厳しい時代になってきていると感じます。

そこで必要になってくるのは、子ども達一人ひとりの「自制心」と「自律心」だと私は思います。自分自身で「損」「得」ではなく「善」と「悪」で区別ができる心。自分に今何が必要かを理解し、自分で考えて努力できること。これが、これからの時代を生きる子の、人生を華やかなものにするか、そうでないものにするかの鍵であり、これこそが「レジリエンス能力」を高める秘訣であると思います。

 私たち幼児教育に携わる者は、子どもたちにカリキュラムや様々な活動、体験を通して、チャレンジしてみる心を養い、人格形成の基礎段階で、やってみる、頑張ってみる、という行為に抵抗を持たない子どもを育てていくこと。これが、将来的に壁に直面した時に、乗り越え、逞しく成長できる人になるための基盤として必要なことだと感じています。

その為に、まずは私たち「先生」と呼ばれる立場の人間が、レジリエンス力を高めていかなければいけないと感じます。「頼まれごとは試されごと」結果も大切ですが、まずはやってみる前向きな姿勢、過程を大切にしていきたいと思います。

総務主任 藤本 利樹

2025年7月2日水曜日

園だより 令和7年7月号

  梅雨に入ったとたんに一気に真夏の陽気が始まり、その後は梅雨らしくジメジメとした湿度の高い毎日が続いています。天気は曇っていても、湿度が高い日はやはり熱中症が心配です。園でも水分補給の時間をこまめに設けることと同時に、エアコンを上手に使いながら過ごしていきたいと思います。

ただ、幼い子どもたちにとっては、汗をかいて体温上昇を防ぐという人間が本来持っている体の仕組みをしっかりと機能させることも重要です。人間の発汗機能は23歳頃までに発達の大部分が完成すると言われています。発汗がしっかりと機能しないと熱中症のリスクがさらに高くなり、温暖化が進んで毎年異常なほどの暑さが続くこれからの夏を健康な状態で乗り切ることができなくなってしまいます。常にエアコンで管理された快適な空間だけで過ごすのではなく、無理の無い範囲で日光を浴びながら汗をかく時間もしっかりと確保していきたいと思います。(骨をつくる、強化するうえで日光を浴びることもとても重要です)

 今年も暑い夏になりそうです。こまめな水分補給だけでなく、三食しっかりと食事を摂って、睡眠時間(特に夜の睡眠時間は重要)をしっかりと確保していれば、熱中症リスクは下げられます。ご家庭でもお気を付けください。

 

 さて、いよいよ7月に入り、後半からは夏休みが始まります。今年の夏のご予定はもう立てられているでしょうか?1号認定の皆さんは約1か月の間朝から晩まで子どもと過ごすことになるので、大変だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、子どもが親と過ごす時間は親にとっても子どもにとっても、とても貴重で重要な時間となります。もちろんこれは2号・3号認定の方々でも同じことで、毎日お仕事等で親子の時間がゆっくりととれないご家庭は尚のこと、親子の時間は重要です。夏休み中にお家でゆっくり過ごしたり、外出や旅行に行かれたりする際は、是非素敵な親の姿を子どもに見せてください。子どもたちはみんな親のことが大好きです。だから、親のことをよく見ています。そして、親がすることは正しい、格好いいことと信じて真似をします。しゃべり方、口癖、態度、人との関わり方、物の扱い方、感じ方、考え方、いろいろなところが子どもにコピーされていきます。だから、子どもを良い大人に育てたかったら親が良い大人になることがとても大切です。当然親も人間ですから、疲れているときもイライラしているときもあると思います。でも、子どもの前では素敵な親、大人でいてあげてください。それが立派な成長につながり、子どもの将来の幸せにつながります。

 子育ては子どもを育て成長させるだけではなく、親も人として成長させます。親子が共に成長することが、理想的な子育てです。親のお仕事などで忙しいご家庭が増えている昨今ですが、親子の限られた貴重な時間を、子どもと一緒に何かをする形で過ごし、一緒に話し、一緒に笑い、一緒に考え、一緒に汗を流し、一緒に喜び、一緒に感動できる、そんな機会が沢山つくれたら、子どもたちにとっては最高の思い出となり、最高の教育になると思います。是非この貴重な時間を有効に活用してください。

 

園長 藤本 志磨

2025年6月28日土曜日

園だより 令和7年6月号

  一日の中での気温差や日ごとの気温差が大きい今日この頃です。日中の天気が良い日は子ども達が追いかけっこをして園庭を駆け回り、汗をかいている子も多くみられます。今はまだそれほど湿度も高くないので、体を動かすにはとても気持ちのよい時期です。そして、園庭にはアリや小さな虫たちも登場し始めて、子ども達が興味深そうにジッと眺めている姿もあります。そんな微笑ましい姿があちらこちらで見られる時間が、なんとも幸せな時間です。衣服の調節が難しく、体調管理がいつも以上に難しい時期だと思います。ご家庭でも十分お気を付けください。

 また、沖縄は既に梅雨入りしたそうですが、もう少しすると関東地方も梅雨入りし、あの不快な湿度の毎日がやってきます。この暑くなり始めの時期は特に熱中症に気を付けながら活動したいと思います。ご家庭でも必ず朝ご飯をしっかり食べてから登園すること、早寝早起きで十分な睡眠をしっかりとることを忘れないでください。宜しくお願い致します。

 

 新しい年度がスタートし、4月に入園した3歳児やクラス替えをした5歳児は特にクラスのお友達には初めてのお友達も多く、この2カ月で様々な活動を通して新しいお友達作りが進んでいると思います。気の合うお友達が見つかり、これまでとは違う新鮮な気持ちで園生活を送っている園児も、相手との距離が近くなればなるほど些細なことで相手に不満を感じたり、時には喧嘩になったりなどストレスを抱えることも増えてくるでしょう。しかし、そういったことも遊んでいるうちにすっかり忘れて仲良く遊びだしたり、その場では気持ちが治まらなかったり落ち込んだりしても、数日もすればまた元通りに仲良くしているというケースがほとんどです。もし、ご心配なケースがありましたら担任までお知らせください。まだまだ未熟な子どもたちなので、トラブルがあるのは当たり前、それを無くすことはほぼ不可能です。ただ、大切なのはその機会をどうこれからにつなげるかです。お友達に嫌な思いをさせてしまったら誤る、お互いの気持ちがぶつかり合ってしまったら自分の考えや思いを相手に伝えて、相手の気持ちを理解したり受入れたり妥協したりなどしながら自分の気持ちに折り合いをつけるなど、子ども達の心の中はいろいろな思いでフル回転することと思います。上手く双方納得して解決する場合もあれば、時には自分の思った通りの解決には至らずに不満が募ることもあるかもしれません。しかしその経験もまた、次の同じようなケースでの自分の対処に影響して経験を積んでいきます。そういった経験が子ども達にはとても重要です。世の中すべて思い通りに物事が解決されるわけでもないですし、逆に自分の間違いに気づかされることもあります。落ち込むことや傷つくこともあるでしょう。これから子どもたちが生きていく人生の中では、色々なことが起こります。心が傷つくときも、折れそうになる時も、憤るときもたくさんあるでしょう。それもやはり生きていれば仕方のないことです。大切なのはその辛い状況からどれだけ早く立ち上がれるか、そして再び歩みだせるかです。その力を身に付けるために今があるといっても過言ではありません。将来、優しさだけでなく心の強さもしっかりと身に付けて逞しく育ってほしいと願っています。

園長 藤本 志磨

2025年5月24日土曜日

園だより 令和7年5月号

  朝夕は少し肌寒い日もありますが、日中は気温も上がり少し動くだけで汗をかくほどになってきました。日によっては初夏の陽気の日もあり、早くも熱中症の心配をしなければならない時期に突入したようです。年々早いうちから気温が上がるようになり、真夏には耐えがたいほどの高温に、そして遅い時期まで高い気温が続くことが通常になりつつあります。更に災害を引き起こすほどの大雨が毎年のようにどこかで降り、冬は冬で交通機関が麻痺してしまうほどの大雪が降り、気候が明らかに昔とは違ってきていると感じます。もちろん、地球も生き物だと考えれば常に何かが変わり続けるのは当たり前のことですが、その変化が人間によって悪い方向への変化になってしまっているとしたら、私たち人間は知らず知らずのうちに自分で自分の首を絞め続けていることを自覚し、小さなことでも何かできることから変わっていかなければなりません。子ども達にバトンを引き継ぐときに、どういう状況で、どういう流れの中で引き継げるか、今からそういったことを考えながら生きていかなければ、と感じる今日この頃です。

 

 さて、新年度がスタートして約1ヵ月が経ち、これから各学年で様々な活動が本格的に始まります。その中では子ども自身が大好きや楽しいと思う活動もあれば、苦手や嫌いと思う活動もあるでしょう。それは当然のことです。好きなことや得意なことはどんどん積極的にトライしてその力を伸ばしていければいい。しかし、苦手なことや嫌いなことにどう向き合うかもとても大切なことです。子どもが成長して世の中に出たときに、好きなことや得意なことだけしていれば幸せになれるのであれば、こんなに幸せなことはありません。しかし、世の中のほとんどの人はそのような人生は送れないと思った方が良いはずです。必ず苦手なことや嫌いなこと、やりたくないこともそれなりになんとかしなくてはならないことが山ほど出てくるはずです。そんな、やりたくないことでもやらなければならないという状況になった時に、やらなくても済んでしまう経験を小さなころから積み重ねていったとき、子ども達は「嫌なことからは逃げられる」「嫌なものはやらなくてもいい」「今までだってそうやってきたんだから」という学習をしていきます。しかし、実際にはそうはいかないことに直面した時、現実を受け入れられなければ必ず周囲の誰かや環境のせいにするはずです。大きくなって苦労するのは子ども達本人です。決して上手にできなくても、失敗しても、やらなければならないことはやってみる。やってみることで、成功や失敗という結果が生まれ、現実を知り、課題が見えてきます。まだまだ小さな子ども達だからこそ、まずはやってみる、上手くいかないことがあっても、目標に向かって最後までやりきる、それが大切です。何でもやってみてたくさんの成功体験や失敗体験を積み重ねることが重要なのです。

 勇気を出して出た一歩が、大きな夢や希望に繋がっていきます。その一歩が無ければその先の道すら見えません。いろいろな活動を通じて、多くの可能性を見つけ出してほしいと思います。ご家庭のご協力をよろしくお願いいたします。

 

園長 藤本 志磨

園だより 令和7年4月号

 ご入園・ご進級おめでとうございます。

桜の開花が始まり、道沿いの小さなお花もきれいに咲いて、街中が春の景色に変わってきました。新たな一年の始まりを見事に演出し、私たちを応援してくれているようです。

人の幸せの感じ方は、その人の心の持ち方で変わってくるものです。何かの始まりはうれしさと不安とが入り混じる複雑な心境になりがちですが、起きるかどうか分からない不安要素を考え続けるよりも、これから始まる楽しいこと、うれしいことをイメージしながら、まずは目の前にある見過ごしてしまいそうな小さな幸せをたくさん見つけてみましょう。日々のその積み重ねが充実した人生と幸せにつながります。

今年度も園生活が実りある素晴らしい毎日になりますよう、職員一同全力で子どもたちをサポートしてまいります。どうぞ宜しくお願い致します。

とは言え、これからの子どもたちの園生活の中では、良いことも良くないこともいろいろな経験をすると思います。お友達と一緒に楽しんだり、笑ったり、力を合わせて協力したり、時には喧嘩をしたり。また、たくさんの活動の取り組みも、好きなことや得意なこともあれば嫌いや苦手なこともあり、単に気が向く時もあれば向かない時もあり。他にもその時々で数えきれないほどの経験をしていきます。しかしその一つ一つが子どもたちにとってはこれからの幸せな人生のために貴重で大切な経験です。

親としては、いつも我が子が笑顔で楽しく毎日を過ごすことを望むのは当然のことですが、人の基礎をつくりあげる上でとても大事なこの時期に、良いことばかりの経験では子どもの心の柔軟性や強さが身につきません。この時期に様々な経験を通して多くの感情を経験し、更にそれらの感情、特に怒り、悲しみ、辛い、悔しいなどマイナスの感情を自分の中でどう受け止め、どう解決していくか、そしてこれからにどう活かしていくか、それらを実際の経験を通して学ぶことが子どもたちの成長の中では非常に重要です。園生活で経験する様々な出来事を通して生まれる心の感情と子どもたちがどう向き合って、自分の感情をコントロールできるかという事がとても大切な経験となるのです。

ですから、これから子どもたちが経験する出来事に対して、保護者の皆様には是非広く温かい目で見ていただきたいと思っています。小さく未熟な子どもたちの集まりですから、良いことも良くないことも様々なことが起こります。それに対して子どもたちはその時々で大人以上に感情の起伏が大きいと思います。そんな時、その子どもの感情に一喜一憂して、子どもの感情のままに親が振り回されるのではなく、大人として冷静に対応して頂くことが、子どもの心の成長と安定につながります。そして、特にマイナスの経験は、その後その経験をどうこれからに活かしていくかということに繋げることが大切です。それができてこそ、マイナスの経験をプラスに変換することができます。子どもの成長と共に親も人としての成長を遂げていくことが、理想的な子育てです。この青葉幼稚園で、子どもを通して保護者の皆様と私たち職員が一緒になって成長できる。そんな時間をみんなで共有できたらと願っています。

改めて、今年一年どうぞ宜しくお願い致します。

園長 藤本 志磨

2025年3月21日金曜日

園だより 令和6年度最終号

 日中は太陽の日差しに暖かさを感じ、春の訪れを感じられるようになってきました。桜のつぼみも少しずつ膨らみを見せ、開花の準備を進めているようです。また、園庭の芝生もうっすらですが緑色の葉が出始めています。厳しい寒さを耐え抜いてきた植物はこれから一気に目を覚まし、エネルギー全開で花を咲かせ、葉を生い茂らせていくことでしょう。そのパワーみなぎるエネルギッシュな春に合わせて、5歳児クラスは卒園して小学生に、0~4歳児クラスは学年が一つ上がりお兄さんお姉さんクラスに進級します。子ども達も今からワクワク・ドキドキしていることでしょう。

 

 今年度も1年間、子ども達はいろいろな活動に本当によく頑張ってくれました。1年前のそれぞれの子ども達の様子を思い出してみると、その成長は本当に大きなものであることを感じられると思います。何かができるようになったという目に見える成長だけでなく、周囲の様子を見て行動できるようになったり、友達との関わりの中で譲り合うことや優しくすることを覚えてトラブルが減ってきたり、善悪を考えて自分の行動を決められるようになったり、駄々をこねてただただ泣き叫ぶことが減ったりなどなど、子ども達は確実に日々学び成長してきました。一日の成長は目に見えないほどの成長かもしれませんが、数か月、一年で見るととても大きな成長に気づかされます。まさに子ども達が一年間頑張った証です。子ども達には大きな大きな拍手を送りたいと思います。

 

≪年長の皆さん≫

ご卒園おめでとうございます!青葉幼稚園での園生活では、良いことも良くないこともいろいろあったと思いますが、皆さんはいつも本当によく頑張りました。「頑張る」という力は、これから大きくなる中で絶対に必要で、必ず皆さんの人生でプラスになります。これからも「頑張ることができる自分」を信じて、成長していってください。応援しています。

 

04歳児の皆さん≫

 進級児の皆さんも、一年間本当によくがんばりました。今までいつも格好いい姿を見せてくれた年長さんは小学校へ入学します。4月には新しい小さなお友達を迎え、新たな生活が始まります。これからも引き続きいろいろなことに頑張って、青葉幼稚園の素敵なお兄さんお姉さんになってください。

 

≪保護者の皆様≫

 皆様のご理解とご協力のおかげで令和6年度も無事に終えられそうです。至らぬ点も多々あったと思いますが、来年度に向けて、子ども達がより良い環境で過ごし、より大きな成長が遂げられるよう努めてまいります。今年度も一年間、誠にありがとうございました。

園長 藤本 志磨

2025年3月1日土曜日

園だより 令和7年3月号

 日中の気温が上がり、ようやく少しだけ春の訪れを感じることができる時期になりました。しばらくは寒い日と暖かい日が交互に訪れ、日ごとや一日の寒暖差が大きくなると思います。体調管理や衣服の調節も難しい時期になりますが、年度末締め括りの3月ですから、最後まで毎日元気に登園して一つでも多くの楽しい思い出が作れるよう、ご家庭でのご協力もよろしくお願いいたします。

 

 さて、早いもので令和6年度もいよいよ最後の3月を迎えます。今年度は8月に青葉幼稚園がペップトーク実践園として認定され、言葉の大切さを再認識し、より意識して取り組むように心がけてきました。また幼児活動研究会講師の倉部先生を何度かお招きして、年長児にこども講演を開催していただき、その倉部先生が出版した『こころを育てる48の言葉』(著者:倉部雄大 発行:大学図書出版)を活用して、人としての大切な言葉も伝えてきました。どうしても抽象的な言葉や表現も出て来てしまうので、子どもにとってはなかなか難しいこともあるかもしれませんが、これから成長していく中でいろいろな経験・体験をして、「そういえば…」と思い出す機会もあるかもしれません。一つでも多くの言葉が子ども達の心に残ってくれたらとてもうれしく思います。

 青葉幼稚園ではたくさんのカリキュラムや行事その他活動が盛りだくさんで、「お勉強系の幼稚園」と言われることもあります。しかし、たくさんの活動を通じて子ども達の可能性を見つけ出していくことと同時に、いろいろな活動を通じて気持ちの切り替えやけじめをつけること、嫌いや苦手なことにも挑戦して困難を克服する力、継続して努力し続けること、最後までやり抜く力、協調性や忍耐力、社会性などを身に付けます。これらは、子ども達が将来大人になった時に、社会に出て活躍しようという時にはとても大切な力となります。そしてそれらの力は就学前の時期に身に付けておくことが望ましいと言われている「非認知能力」と呼ばれている力です。幼稚園で身に付けたそれらの力は、これからの人生の中でものの捉え方、考え方、決断の仕方、行動などあらゆるところに影響し、それらがそれぞれ一人一人の人生を作り上げていきます。決して目立つ力ではないですが、確実に自分の人生を作り上げる重要な力となります。

 これから先は予測不能な未来が待ち受けています。この青葉幼稚園で是非多くを学び、どんな時代になっても逞しく生き抜く大人になり、そして幸せな人生を歩んでいってほしいと願っています。

園長 藤本 志磨

園だより 令和8年度 8.9月号

  今年は涼しい日が続き、「夏が来た」という実感が薄いまま、気が付けば 1 学期も終わりを迎えようとしています。ようやく夏らしい暑さを感じる日が増えてきましたが、子どもたちが楽しみにしている夏休みはすぐそこまでやってきています。 この 1 学期は、子どもたち、保護者の皆様、そ...