2024年5月8日水曜日

園だより 令和6年5月号

  徐々に日中の気温が上がってきました。まだ気温は上がっても湿度は高くないのでそこまでの厳しい暑さではないですが、体が暑さに慣れていない分、今から熱中症には十分に気を付けていきたいと思います。また、ご家庭でも夜の睡眠時間を十分にとり、朝食で水分と塩分も含めた栄養をしっかり補給してから登園できるよう、ご協力をお願いいたします。昨年は5月から真夏のような暑さが始まりました。今年はもう少しのんびりと夏がやってきてくれることを期待したいと思います。

 

 さて、今年もゴールデンウィークがやってきました。今年は上手くお休みがとれると10連休というケースもあるようで、なんとも羨ましい限りです。今年のカレンダーを見ると、祝日の関係で3連休となるケースが例年より多く、ゴールデンウィークを含めてお休みの過ごし方を今から楽しみに計画されている方も多いのではないでしょうか。昨年コロナの制限から解放されて以降、国内では人の動きが多くなり、さらに円安の影響もあって海外からの観光客も非常に多くなって、休日の観光地はどこもとても混雑しているようです。コロナ禍で混雑した状況から遠ざかっていたこともあってか、観光に行ったわけではなくてもどこに行っても人の多さを感じてしまいます。お休みに計画した旅行やお出かけも、渋滞や混雑でなかなか計画通りに事が進まないなんてこともあるかもしれません。いっそのこと、人気のスポットではなく、敢えて穴場のスポットを探して計画するというのも違った楽しみがあるかもしれません。また、ぶらり途中下車的に目的なしに行動するというのも精神的なストレス解消に良いと思います。連休の多い令和6年ですから、是非楽しく有意義なお休みを過ごしてください。

 ご家族のお出かけでは子ども達も一緒に行動することになります。子ども達はきっと楽しい時間を全力で楽しみ、体力の限界まではしゃぐでしょう。とても喜ばしいひと時だと思いますが、その分子どもの体力やペースなどを考慮しながら計画を立てて頂きたいと思います。特にお泊りでの旅行では前日・当日とも興奮で子ども達も熟睡できない場合があります。子どもにとって無理のない計画を立て、帰宅後はできるだけゆっくりと体を休めて十分な睡眠をとり、体が元気な状態で園に登園してきていただきたいと思います。たくさんの楽しい思い出とともに夢の中でゆっくりリラックスして、素敵な朝を迎えられたら最高ですね。

 お仕事の関係で、逆にゴールデンウィーク期間は十分なお休みを取ることが難しい方もいらっしゃると思いますが、ご家族で過ごされる時間を大切にしていただき、事故や怪我無く、ぜひ家族の絆が深まる素敵な休日をお過ごしください。

 

園長 藤本 志磨

2024年4月17日水曜日

園だより 令和6年4月号

 ご入園・ご進級 おめでとうございます!

 今年は桜の開花が早いと言われてから寒さが逆戻りして、待ち遠しかった開花宣言が先日ようやく出ました。まるでこの入園、進級に合わせてくれたかのようです。とても素敵な一年のスタートとなりました。今後は暖かい日も増えて、緑が増え、花が咲き乱れ、小さな生き物たちも活動が活発になり、街中も一気に春の装いに変わっていくでしょう。入園・入学・進級・入社・異動など、ハラハラドキドキの新しい生活がスタートする人も多い時期。今までの生活が充実していた人もそうでなかった人も、心新たにリスタートを切るには絶好の時期です。令和6年度が皆さんにとって素晴らしい一年になりますよう、お祈り申し上げます。

 

あらためまして、いよいよ令和6年度が始まります。子ども達も入園・進級ということで、最初のうちはワクワクと同時に不安もいっぱいの日々が続くと思います。私ども職員一同、まずは子ども達が一日も早く安心して、そして毎朝楽しみに登園できるよう信頼関係の構築を最優先にしながら保育をしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

 現代のストレス社会の中で、昨今「ストレス耐性」という言葉を耳にすることがあります。「ストレス耐性」とは、ストレスの原因に対しての抵抗力や適応力などの力のことです。このストレス耐性が高ければ精神的にも安定して生活が遅れるでしょうし、逆に低ければストレスによって眠れない、常にイライラ、物事に集中できない、最悪の場合体調面にも支障をきたす可能性が高くなってしまいます。ストレスは当然ない方が良いに決まっていますが、生きていく中でストレスを一切感じずに生きていくことは不可能です。ですから、将来幸せな生活を送るためには、このストレス耐性を高めることはとても重要な要素になります。このストレス耐性を上げるには、幼少期のうちから様々な経験を積み重ねることが必要不可欠です。親としては我が子に極力「辛い思いをさせたくない」、「いつも笑顔で過ごしてほしい」と思うのは当然ですが、その思いだけで子どものストレスを全て排除しようとしていると、結果的に将来子ども自身がストレスによって辛い人生を送ることにもなりかねません。園生活の中では、楽しいこともうれしいことも、辛いことも悲しいことも悔しいことも、様々な経験をすると思います。それらすべての経験をポジティブに受け止めること、その受け止め方や対処の仕方を子どもと共有することが大切です。「大切なのは、倒れないことより、起き上がること」子ども達の今の笑顔だけでなく、将来の笑顔につながる経験をたくさんしてほしいと思っています。一年間、どうぞよろしくお願いいたします。

 

園長 藤本 志磨

2024年3月12日火曜日

園だより 令和6年3月号

  日によって気温差が大きく体調管理が難しい陽気が続いていますが、確実に春の足音が近づいてきています。園にある桃の木のつぼみは大きく膨らみ、園庭の芝生をよく見てみると僅かですが所々に緑色の葉が出始め、春の温もりをみんなが待ち焦がれているようです。

 春は卒業やお引越しなど別れの時期というイメージがあります。幼稚園でも卒園や進級でのクラス替えなど、大好きな仲間達とのお別れがあり、みんなで過ごせる日にちも残り1か月を切ってしまいました。残り少ない日々を大切にしながら、最後の一日まで楽しく過ごしてほしいと思います。

 また、春は別れだけでなく新しい出会いの季節でもあります。新しい人に出会ったり、新しい環境に変わったり、新しく好きなことを見つけたり。新しいことには少なからず不安な面もあったりしますが、何事もどこに自分の視点を合わせるかで、その見え方が違ってくるものです。まだ起きてもいない不安な要素に囚われるより、これから出会う楽しみや喜びに期待が持てるように過ごしていきたいと思います。

今年度も残りわずかですが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 さて、青葉幼稚園の隣に令和6年4月に開園する「青葉保育園」ですが、もう間もなく園舎が完成し、新入園児の受け入れ準備も着々と進んでおります。同じ社会福祉法人青葉学園の施設ではありますが、青葉幼稚園のコピーではなく、青葉保育園独自の特色を出し、青葉幼稚園と青葉保育園それぞれの個性を出して運営していきたいと思っています。幼保連携型認定こども園と保育園という施設の形態そのものが違い、日常の生活のリズムやカリキュラム・行事などの取り組み方も違います。子ども達やご家庭の状況なども多種多様なので、それぞれの子ども達に、あるいはそれぞれのご家庭に合った施設選びをして頂けたらと思っています。ただどちらも、子どもが将来幸せに過ごしていけるよう、将来を見据えた教育・保育を心掛けていることに変わりはありません。目的は同じでも、そこに向かう道のりの選択肢はいろいろあるということです。

また一方で、せっかく同一法人の隣り合った施設ですから、将来的には子ども達や職員なども少しずつ交流の機会を持ち、お互いに切磋琢磨しながら良い刺激を受け合い、一緒に成長していけたらと思っています。それぞれ施設は違えども、縁あって出会った「青葉」という一つのファミリーとして、子どもも保護者も職員も一緒に、未来の幸せに向かって一歩ずつ歩んでいけたらこんなに幸せなことはありません。

4月以降は両施設の子ども達や保護者の皆様もお顔を合わす機会が多くなると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 園長 藤本 志磨

2024年2月17日土曜日

園だより 令和6年2月号

 2024年が始まりました。今年の干支は「甲辰(きのえ・たつ)」と呼ばれ、「甲」は十干の最初で、物事の始まりの意味。 十二支の「辰」は「昇り龍」などと呼ぶように、勢いよく活気にあふれた様子を意味するとのことで、「甲辰」は「新しいことに挑戦して成功する」「これまで準備してきたことが形になる」等、大変縁起の良い年になるといわれているそうです。しかし、元日から能登半島での大地震が起き、2日には羽田空港での航空機事故が起きるなど、とても悲しい新年のスタートとなってしまいました。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、負傷された方々にはお見舞いを申し上げ、未だ行方不明の方々が無事に発見されることを心よりお祈り致します。また、被災された方々も、極寒の中での避難生活は私たちの想像を超える苦しみだと思います。救済や復旧のために全国各地の自治体や自衛隊・警察・消防から応援の手が差し伸べられ、国内外からもたくさんの支援が寄せられていますが、一日も早く安心できる日々を取り戻せるよう応援したいと思います。

 

 一年の始まりが悲しいスタートとなってしまいましたが、これから先は少しずつでも良い一年になるよう、私たちも過ごしていきたいと思います。冒頭でも書いた通り、「甲辰(きのえ・たつ)」という年は縁起の良い年とされています。信じるか信じないかは各々の考え方次第ですが、人間は良くも悪くも思い描いた方向に進んでいくという話をよく耳にします。自分が前向きにポジティブに物事をとらえ、夢を叶えたり、目標を達成したり、楽しんだり、喜んだり、そんなイメージをいつも頭の中に思い描いて頑張っていると、次第に現実がそのイメージに近づいていくということです。私の勝手な憶測ですが、そうやっていつも前向きに良いイメージを思い描きながら頑張って生きていると、自分自身の成長はもちろんのことですが、自分でも知らないうちにその頑張りを周囲の人たちが評価してくれて、応援してくれたり、協力してくれたり、アドバイスをくれたりなど、自分以外の周囲の状況もその夢への歩みを後押ししてくれる状況が出来上がってくるのではないかと思っています。それが、自分自身の成長+αになって夢がより近づいてくるのではないかと思います。そしてその逆もまた然り。ネガティブな発想でマイナスのイメージばかり持っていると、本当にその流れに乗ってしまいます。自分の気持ちが自分でも気付かないうちに言葉や態度になってマイナスのエネルギーとなって周囲に伝わり、マイナスがマイナスのエネルギーを引き寄せていくのでしょう。

「奇跡は起きるものではなく、起こすもの」という言葉があります。運も周囲の力もみんなを引き付けられるよう、できるだけいつも明るく前向きにプラスのエネルギーを発していきましょう。そうすれば必ず夢に近づいていきます。今年も一年頑張りましょう!

 園長 藤本 志磨

2023年12月22日金曜日

園だより 令和6年1月号

 早いもので2023年も残りわずかとなってしまいました。今年の冬は季節外れの暖かさと強い寒気による寒暖差の影響もあって、体調を崩す園児も非常に多くなっています。同時にインフルエンザや感染性胃腸炎、アデノウイルスなど感染症の病気も流行しているので、冬休み中も体調管理や感染予防を行い、十分にお気を付けください。新しい年を皆さん元気に迎えられるよう願っております。

 

さて、皆さんにとって2023年はどのような1年だったでしょうか。ここ数年世界中を混乱に陥れていた新型コロナウイルスは次第に落ち着きを見せ始め、取り敢えずは一旦区切りを迎えました。感染対策が緩んだ影響もあってなのか、今度はそれに代わって今まで影を潜めていたインフルエンザをはじめとする様々な感染症が、これまでにない勢いで拡大しています。新型コロナへの感染対策でその他感染症に対する免疫力が低下してしまったという話もありますが、もうしばらく感染症の波と付き合っていかなければならなくなりそうです。

また、世界ではウクライナとロシアの戦争に加え、新たにイスラエルとハマスの紛争が勃発し、毎日悲しいニュースが報じられています。これまでの様々な経緯があり、それぞれの立場の言い分もあり、そう簡単に解決できる問題ではないのだということはわかりますが、いずれにしても人が傷つき命を落とすような争いは一刻も早く終結してほしいと願うばかりです。

日本国内に目を向けると、今年もいろいろなことがありましたが、私としては今年はスポーツの世界で日本人や日本チームが大活躍した1年だった印象がとても強く思い出されます。WBCでの侍ジャパン優勝、バスケットボールワールドカップでのアカツキジャパンの大健闘とアジア1位でのパリオリンピック出場決定、メジャーリーグ大谷翔平選手のホームラン王やMVP獲得などの大活躍、バレーボールでも男子代表がパリオリンピック出場権を獲得、フィギュアスケートでも多くの日本人選手が各大会で優勝などの好成績を収めました。きっと他にもまだまだあるのだと思いますが、ニュースを見ていると悲しいニュースや怖くなる不安になるニュースが多い中、このスポーツ関連のニュースでは喜ばしく勇気や元気をもらうことが多く、気持ちの部分でも救われてきました。2024年はパリオリンピックが開催されます。来年も是非頑張っていただいて、選手の皆さんも日本国民も幸せな時間が共有出来たら嬉しく思います。

保護者の皆様、そしてご家族の皆様も、良いことも悪いこともいろいろなことがあった1年だったと思います。夢を叶えるには夢を叶える自分の姿をイメージし続けることが大切だと言われます。幸せになることも、幸せな自分をイメージすることが大切です。2024年、これから迎える未来には是非希望と夢をもって、素敵な1年にしていただきたいと思います。

 園長 藤本 志磨

2023年11月24日金曜日

園だより 令和5年12月号

 朝夕は日に日に寒さを感じるようになってきました。ただ、日中は日向にいると服装によっては暑さを感じるほどで、一日の気温差が大きい日が度々あります。体調管理の難しい時期ですが、衣服の調節を上手くして、元気に過ごしてほしいと思います。

また、先月もお伝えしましたが、インフルエンザだけでなく感染性胃腸炎やアデノウイルスによるプール熱など、様々な感染症が増えてきました。目の前に迫ってきた発表会の後にも、お餅つきやクリスマス会など楽しい行事がまだまだ続きます。手洗いやうがいなどを遂行して、感染予防に努めましょう。また、体調不良での登園によって感染を広げてしまうことのないよう、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

先日、インターネットの記事でとても考えさせられる記事がありました。それは、元プロ野球選手、そして元メジャーリーガーのイチロー氏が、全国の高校野球部にスポット的に指導を行っていて、ある高校で発言した言葉に関するものでした。

全ての発言をここに文字にして伝えるのは難しいのですが、大まかな内容としては

・今は指導する側が厳しくできなくなってきている。それは高校生にとっては実は酷なこと

・昔は心の弱い生徒や力のない生徒も、厳しい指導者がある程度のところまでは引っ張り上げてくれた。しかし今は、厳しい指導ができなくなってきて、そういう生徒を引っ張り上げることがしにくくなってきている。

・だから、それは自分でやらなきゃ。でもこれはなかなか大変。

というような発言の内容でした。そしてその発言についてその記事では、昔は自分で自分を厳しく律することができない人や若者は、厳しい大人や先輩などがその人の自堕落さや怠け癖を厳しく指導し強制してくれた。だからそういう人でも何とか脱落することなくある一定のところまでは引き上げて育ててもらえた。しかし今は学校に限らず職場や様々な場面で、厳しく指導すると様々な言葉を用いて加害者のように扱われるリスクがあり、さらに職場ではそのような指導に耐えられなくて会社を辞めてしまうということもあって、厳しく指導する人はどんどんいなくなっている。つまり、これからは「やる」も「やらない」も「自己責任」の時代になってきている。それは自分の人生に対しても、である。これまでは周囲に「自分のことを厳しく監督・指導する」役の人がいて、自分は「それに従いながらもがむしゃらに努力する」役に専念すればよかった。しかし、これからはその両方の役を自分で行わなくてはならない。つまり、自己管理能力の低い人にとっては非常に厳しい時代となってきている。今の時代は昔よりも優しくもてなされ、快適な日々になってきているが、同時に「酷な時代」だと思う。「自由はなにもかもを許容してくれる優しい表情と、すべてを許容するがゆえに一切の手を差し伸べない残酷な表情を併せ持っている。」と締め括っています。

今の時代の流れを違う角度から見た、とても奥が深く興味深い記事だと思いました。

 園長 藤本 志磨

~参考記事11/18現代ビジネス配信

「イチローも警笛を鳴らした…「大人に叱ってもらえない」Z世代が直面する「やさしさという残酷」~

2023年11月4日土曜日

園だより 令和5年11月号

朝夕はすっかり秋らしくなり、肌寒さも感じるようになりました。ただ、日中は日向にいるとまだ少し暑さも感じられる日もあり、一日の気温差が大きい時期ですので、衣服の調節をうまく行いながら過ごしていきたいと思います。厚手の長袖よりは薄手のものを重ね着することで、調節がしやすくなりますので、工夫をしてみてください。

また、インフルエンザが全国的にも流行しています。インフルエンザにもいくつかの型があり、一度罹って完治しても型が変わればまた罹る可能性があるため、油断はできません。そして、現在ウイルス性の胃腸炎も流行の兆しがあるようです。園でも嘔吐をする園児が少しずつ出てきています。併せて十分にお気を付けください。

 

今年はスポーツの世界で日本の選手や日本代表が大きな活躍をし、好成績を収めるニュースをよく耳にしているように感じます。最近ではサッカー日本代表が強化試合で強豪国に勝利し続け、日本サッカーのレベル向上が注目を集めています。そんな話題の中で、アジアのある国のマスコミの記事について目にすることがありました。その国でもプロリーグがあり、国内でプレーをする選手たちはクラブチームの潤沢な資金によって高額な年俸を手にしている選手がたくさんいるそうです。しかし、その国のサッカーのレベルは今の日本と比べると雲泥の差があるのだそうです。その国の中では恵まれた環境にいることで、敢えて年俸を下げてまで苦難の多い海外でプレーをしようとする選手は少なく、また世界で勝てる強豪国になろうという意識も低いと嘆いている内容の記事でした。

今の恵まれた環境で十分に幸せなのだからそれでいいという考え方もあれば、とにかく自分のサッカーのレベルを上げたい、その国の代表となって世界のトップを目指したいという考え方もあり、どちらが正しいとか間違っているということは言えません。ただ間違いなく言えるのは、上を目指す意識が無ければ、人は大きな成長は遂げられないという事ではないかと思います。勿論一つのことを長く続ければ少なからず人は成長します。しかし、目標を持って上を目指す意識があることで、たとえ過酷な環境であってもチャレンジしようという意識が生まれ、それを乗り越えようと必死になることが人を成長させます。恵まれた環境ではそういった意識は生まれないということはないと思いますが、生まれにくさは多少あるかもしれません。随分前ですが、「人は逆境に立たされた時こそ成長する」、「恵まれない環境が自分を成長させてくれた」そんな記事を読んだこともありました。

人は前向きに「夢」や「目標」を持つことが、何より大切なことだと改めて感じました。その中で、もし自分が立たされている状況や環境が辛い、苦しいと思うことがあった時、それを「不幸」として捉えるのではなく、「成長のチャンス」として捉えて、その状況から脱するために何ができるか、何をしなければならないかを考え、そして実行することが「幸せ」への道筋になるのだと思います。「わかっていても、そう上手くはいかない」ということもわかっていますが、「行動(チャレンジ)しなければ何も変わらない」ということもまた事実。「苦しんだ分だけ幸せが待っている」と自分に言い聞かせながら、これからも頑張っていきましょう。

 園長 藤本 志磨

園だより 令和6年5月号

  徐々に日中の気温が上がってきました。まだ気温は上がっても湿度は高くないのでそこまでの厳しい暑さではないですが、体が暑さに慣れていない分、今から熱中症には十分に気を付けていきたいと思います。また、ご家庭でも夜の睡眠時間を十分にとり、朝食で水分と塩分も含めた栄養をしっかり補給して...