朝晩の冷え込みが感じられるようになり、少しずつ秋の深まりを感じる季節となりました。園庭の木々も徐々に色づき始め、落ち葉や木の実など、子どもたちにとっては身近な自然の中にも楽しみが増えてくる時期です。
さて、早いもので、あっという間に今年も残すところあと2か月となりました。ついこの前2学期が始まったばかりのような気がしていましたが、年々、月日が流れるのは早いなぁと感じます。
なぜ、大人になると月日が流れるのが早く感じるのだろうと考えてみるのですが、若い方が月日が長く感じられる理由でよく聞く説は、「子どもは人生がまだ短いため、人生の中で1日が占める割合が大きいから」「若いと毎日が新鮮で、刺激が多いから」という説です。そう考えると、私の感覚的には、高校生までは1年間がすごく長く感じていましたが、大学生になってから、1年の時の流れが急速に早くなった気がしています。振り返ってみると、小学生の頃は、知らないこと、不思議なこと、楽しいこと、辛いことなど、さまざまな感情に出会い、毎日が刺激的で濃い時間だったように思います。中学・高校時代はバスケットボール部に所属し、毎日練習に明け暮れていました。大きくまとめれば「練習と試合の繰り返し」ですが、関東大会や全国大会も何度も経験させていただき、同じ練習でも日々違いがあり、遠征先で楽しい思い出や苦い思い出ができたりと、振り返れば毎日が変化に富んでいました。
一方、大学生になると、朝から授業、夕方から練習、夜はアルバイト、深夜に家事やレポート。そんな毎日を繰り返しているうちに、気づけば大学4年生になっていました。日々の忙しさはありましたが、1日のルーティンがある程度固まってしまうと、1日をこなしていく感覚になるため、時間は短く感じるのかもしれません。
きっと、子ども達は私たち以上に日々の何気ない生活の中に刺激を感じ、濃い時間を過ごしているんだろうと思います。「この前言ったよね?」「この前やったばかりだよね?」そう思うようなことも、子どもにとっては昔の話かもしれないなと思うと、また伝え方も変わってくるのかなと思います。
私も今は仕事で日々多くの刺激を受けておりますが、通勤などでも、少しの刺激や変化を取り入れるようにしています。毎日行きと帰りは、時間、気分、天候などによって道をあえて変えるようにしています。(いいことがあった日は次の日も同じルートで行きますが…)そうすると、意外と気づかなかったことを発見できることもあります。朝にすれ違う卒園児、登園する保護者の方や子ども達など、出会う人も変わります。大人になるとつい効率を重視してしまいがちですが、少し落ち着いて、生活の中を少し意識することで、子ども達と同じような小さな変化を楽しみながら、今後子ども達と関わっていけたらいいなと感じています。
それでは、今月も体調管理に気を付けて楽しく過ごしていきましょう。
園長 藤本 利樹