厳しい寒さと乾燥が続き、皆さんの体調管理も大変だと思います。冬休み前に流行していたインフルエンザが冬休み中に少し落ち着いたように見えましたが、冬休みが終わり園や学校が再開してからは再び感染者が急増しているようです。市内各園各学校でも学級閉鎖が相次いでいます。最近は予防接種を受ける方も多いせいなのか、それほど高熱ではなくても、すぐに熱が下がっても、検査の結果インフルエンザ陽性というケースも見られます。風邪症状のように見えても、出来るだけ病院で検査をしていただけると、感染拡大予防にもつながりますので、ご協力をお願いいたします。(発熱後に時間が早すぎると正確な結果が得られないという場合もあります。)また、「病院に行って逆に感染してしまうのが心配」というお声を聞くこともありますが、その場合はできる限りインフルエンザの場合と同様に休養期間をとって頂ければありがたいです。重ねてご協力をお願いいたします。
さて、今年度も残りわずかとなってきました。各学年とも年度の締めくくりとして来年度に繋げる保育を意識して行っていくことになります。特に年長さんは一気に環境が変わり、子ども達には憧れの「小学校」という夢のステージへと進んでいきます。先日行われた年長さん対象のこども講演でも、テーマは「夢」でした。夢はどんなに小さなことでもいい、そして夢は一つじゃなくてもいい、というお話がありました。確かに「あなたの夢は何ですか?」と聞かれたら、簡単には叶わないような大きな夢を想像してしまいますが、「夢はこうでなければならない」という決まりがあるわけではないので、どんなに小さくても、いっぱいあってもいいんだよな、と気づかされました。むしろ、ちょっとの頑張りで叶いそうな小さな夢をたくさん持っている方が、夢が叶う機会が増えて、たくさんの幸せを感じられそうです。小さくてもたくさんの夢を見つけたら、その夢は必ず叶うと信じることで、その夢の実現に向けて少しずつ気持ちも前向きになって行動するようになりますし、頑張る力や勇気も湧いてきます。是非たくさんの夢を持ちましょう。
そんな話をしておきながら逆のお話のようになってしまいますが、反対に大きな夢を持つこともとても大切なことだと思います。周りから「そんなの無理」と思われるようなことでも、本人が本気でそこに向かって努力をすれば、夢が叶う可能性は絶対にゼロにはなりません。少なくとも、本当に大きな夢を叶えた人たちは、間違いなく例外なく本気でその夢が叶うと思って努力を続けた人たちです。自分が本当にその夢を叶えたいならば、誰に何と言われようと自分を信じて努力を続けることが、夢を叶えるための絶対条件です。
青葉の子ども達も、たくさんの小さな夢と一つの大きな夢を頭に思い描きながら、これからも元気に強く頑張ってほしいと思います。
園長 藤本 志磨