2020年5月30日土曜日

園だより 令和2年6月号


緊急事態宣言が続く中、皆様いかがお過ごしでしょうか。少しずつ梅雨入りの話題が出始める時期になりましたが、3月に急遽休園が決まったころは、まさかこんな時期までこの状況が長引くとは想像もしていませんでした。一部地域では緊急事態宣言が解除となり、千葉県を含む残った地域でもピークは越えたように見えますが、元の生活のように安心して過ごせるようになるにはまだまだ時間が掛かりそうです。それどころか、今後はいかにコロナウイルスと共生していくか、そしてそれに伴う新生活様式への変化を求められています。
当園も含め学校やこども園・幼稚園・保育園なども、日常生活や行事等の見直しが必要となり、特に行事においては実施そのものの可・不可から考えなければならないものもあります。更に最近は「9月入学」という話まで盛り上がって来ていて、それが現実となれば年間計画そのものから全てを1から考えなおす必要があり、これから先の課題は日に日に増してきている現状です。ただ、大人の世界がドタバタしている間でも、子どもの成長は待ってくれません。日々成長して変化していくこども達には、できる限り被害を最小限に、そして可能な限りの対応をしなければなりません。新年度が始まって、多くの園児は数日のみの登園や一度も登園できていない中で、園のことを想像したり思い出したりしながら、そして園再開の時には安心して、楽しみにしながら登園してきてもらえるように、担任からお電話などをさせて頂いております。また35歳児クラスでは試験的に先日からYouTubeを使って動画配信を始めてみました。「喜んで見てます!」、「毎朝定時に送ってくれるので、少し生活のリズムが出来てきました。」などうれしいお言葉を頂き、苦労して作った職員も大変喜んでおります。登園している園児の保育を交代で行いながら、配布する教材の準備、回収した作品の仕上げ、園再開後の準備や打合せなどをして、慣れない動画作成や編集に取り組んでいます。初めての取り組みということもあり、想像していた以上に苦労しながらつくり上げています。今後は何をどこまで伝えたらいいのか、制作作業などを考えつつどの程度提供が可能かなどを考えながら取り組んでいきたいと思います。本格的に動画をアップするユーチューバーのものと比べれば、物足りないところがあるかもしれませんが、今できる限りのところで一生懸命取り組んでおりますので、どうか温かい目でご覧いただければ大変うれしく思います。
完全な再開はまだいつになるかわかりませんが、個人的には段階的な再開は少しずつ見え始めているように感じています。各ご家庭でも非常にご苦労も多く、この先の不安も募る毎日だと思いますが、少しずつでも前に進んでいく事だけを考えていきましょう。私たちも、一日も早く園内がこども達の笑顔と笑い声で溢れる日を夢見ながら、頑張っていきたいと思います。
園長 藤本 志磨

園だより 令和2年5月号


日中の気温が20度を超える日も出始めて、体感的には気持ちの良い季節となってきましたが、新型コロナウイルスの影響で様々な不安から気持ちは今一つ晴れ晴れとはいかない状況です。世間ではマスク不足、消毒液不足が続いており、園でもその調達に苦労しているところですが、そんな中、とても貴重なマスクや消毒液などをご寄付頂いた保護者の方がいらっしゃり、とても感激致しました。職員一同心より感謝申し上げます。
さて、幼稚園、学校関係がすべてお休みになっている影響で、公園等ではこども達が大勢集まっていて、感染予防的にはどうなのだろうという話もききます。また、小学生など大きなこども達が走り回っていて、小さい子を遊ばせるのが怖いという声も聞くので、思いっきり外で遊ぶこともままならない状況かと思います。各ご家庭でも様々な工夫をされていると思いますが、ご苦労も多いと思います。こんなに貴重な時期に例年のようにお子さんをお預かりできず、私どもも残念でなりません。今週13日(月)からは、こども達が少しでも有意義な時間が過ごせるように、またストレスを解消できるように、ご来園頂いたり、バスを活用したりして、製作物やお家でできる運動などを園からご紹介・発信しようと取り組んでおります。初めての取り組みですので、ご満足頂けるものには程遠いかもしれませんが、少しでも何かができればと思っています。ただ、強制ではありませんので、そこで逆にプレッシャーを感じないようにして頂かなくてはとも思っています。これらは、少しでもお時間ができた時にお子さんと一緒に取り組むことで、親子の触れ合いの中から子ども達が安心感や充実感を味わい、心の安定にもつながってくれることを願っています。仕上がりの出来・不出来よりも、一緒に話をしながら、一緒に考えながら、一緒に体を動かしながら、その過程を是非楽しんでいただけたらと思っています。よろしければご活用ください。

長いお休みとなっている中で、4月分の保育料等のお引落日が迫ってまいりました。今年度からは原則毎月25日引き落としとなります。(今月は25日が土曜日のため、27日(月)になります。)
なお、今月の給食代、バス代については頂戴いたしません。毎月の各諸費用につきましては、一年間にかかる経費を12等分して算出しております。4月は休園となっておりますが、休園中も継続してかかり続ける経費もございますので、何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。
園長 藤本 志磨

園だより 令和2年4月号


ご入園・ご進級 おめでとうございます!
 2年目を迎えた幼保連携型認定こども園青葉幼稚園。例年より桜の開花が早いと言われていましたが、青葉幼稚園の桜はこの新しい門出を待ちわびていたかのように開花し始めました。まだまだ小さな桜の木ですが、こども達に負けないように、グングンと大きく成長してくれることと思います。いまからとても楽しみです。
そして同じく新年度を待ちわびていた新入園児と進級児の皆さん、そして保護者の皆様、ご入園・ご進級誠におめでとうございます。皆さんと共に過ごす1年が、今から非常に楽しみです。この1年が是非素晴らしい1年となるように、私たち職員一同精一杯頑張ってまいります。至らないところも多々あるかと思いますが、皆様のご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、例年入園式でもお話させて頂くことですが、これからお子さんをお預かりしていく上で共通理解をしておきたいことがございます。それは、子どもを育てる「子育て」の主役は、あくまでも保護者の皆様であるということです。子どもが誰よりも何よりも大好きで、安心し、信頼し、頼りにしているのは保護者の皆様です。私たち園の職員やこの先の学校の先生がどれだけ頑張ったとしても、そこは揺るぎ無いものです。ですから、私たち園の職員は保護者の皆様の「子育て」を全力でサポートさせて頂きます。ご家庭では得難い経験や体験を通じ、こども達の今の笑顔だけに目を向けるのではなく、将来の笑顔のために、今するべきこと、伝えるべきことを、できる限りたくさん伝えていきたいと思っています。その中には、嬉しいことも楽しいことも、辛いことも悲しいことも、たくさん待ち受けていることと思いますが、人はうれしい楽しいばかり、至れり尽くせりのストレスフリーでは正常な成長は見込めません。時には辛いことがあり、悲しいことがあり、現実を知り、それに耐え、それを克服しながら強い心を育てていきます。さらに、そういった辛く悲しい経験は、相手の心の痛みや悲しみに共感し対応する優しさを育む機会にもつながります。そういった貴重な経験も保護者の皆様との協力の下でより効果が高まります。すべては子どもの将来の幸せのために。どうぞよろしくお願いいたします。

園長 藤本 志磨

園だより 令和元年度最終号


この度は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策により、このようなかたちでの一年の締め括り、幼稚園生活の締め括りになってしまったこと、大変残念でなりません。保護者の皆様も同じ思いだと思います。各ご家庭での対応、予防対策も非常にご苦労があると思いますが、皆様のご理解とご協力に心より感謝申し上げます。一日も早くこの状況が少しでも落ち着き、入園式、入学式は例年通り開催できるようにただただ祈るばかりです。
早いもので、こども園がスタートしてから最初の1年を終えようとしています。まさにドタバタで始まってしまった1学期。皆様にも不安やご迷惑をおかけすることが多々あったと思います。大変申し訳ございませんでした。まだまだ全てが落ち着いてきたとは言えず、今後に向けて模索中のこともたくさんあります。青葉の伝統を守りつつ、皆様に更に愛されるこども園づくりに向けて取り組んで参ります。
そして2学期は、途中から雨天の中での開催となってしまった運動会。悪天候の中2歳児のれもん組から5歳児までどの学年も日頃の練習の成果を一生懸命に披露することができました。特に5歳児の和太鼓演奏は、雨の中にもかかわらず堂々と凛とした姿に「感動した」というお声をたくさん頂きました。どのこども達も本当によく頑張ってくれました。そして、新しいホールで初めての発表会。今年度は3歳児から5歳児まで3学年を観て頂くことができ、こども達の成長を感じていただけたのではないかと思います。また、クリスマス前には02歳児クラスで保育参観と同時にクリスマス会を開催しました。お家の方と一緒に作った手作り楽器で、一緒に合奏もしました。入園当初からの大きな成長を感じることができました。
最後に3学期。インフルエンザも流行ることなく安心していた矢先に新型コロナウイルスの流行。そしてまさかの突然の政府の休校措置。学校だけでなく幼稚園、こども園、保育園も大混乱でした。もう少し余裕を持って事前にその可能性を知らせてくれていれば……。そんなことを思いながら、その後の対応に追われる毎日が続きました。各ご家庭でも未だに大変苦慮されていることと思います。
幼保連携型認定こども園青葉幼稚園となって最初の年は、まさに波乱万丈の一年でした。ただ逆に、学ぶことも多い一年であったとも言えます。大変な一年を乗り切った経験は、必ず今後に生きてくると信じています。避けようのない状況の変化は仕方ないとしても、今年度の経験をしっかり今後につなげ、来年度からは毎年少しずつでも改善工夫をし、こども達にも保護者の皆様にも安心してご利用頂ける施設へと成長し続けていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

最後に卒園児の皆さんへ一言。今年の年長さんはいろいろなことが中止になったり悪条件になったりして、大変で残念な思いをすることがたくさんあったと思います。でも、皆さんはそんな中でも最後まで頑張り抜き、力を十分に発揮することができました。これから先、まだまだ大変なことはたくさんあると思いますが、どんな時でも、何があってもみんななら大丈夫。これからも自信を持って頑張ってください。将来、みんなが立派な大人に成長できるよう、いつまでも応援しています。みなさんが幸せいっぱいの人生を送れますように。
園長 藤本 志磨

園だより 令和2年3月号


 2月に入ってからは朝夕の冷え込みが厳しい日が増えてきました。天気の崩れも少なく、空気も乾燥していてインフルエンザが流行りやすい状況ではありますが、園では急激に増えることも無く、例年のこの時期に比べても比較的に落ち着いています。ニュースなどでは新型コロナウイルスの関係で例年以上に世間が予防の意識を高く持っていることも影響しているようですが、インフルエンザだけでなく新型コロナウイルスについても一日も早く終息に向かってくれるよう祈るばかりです。園でも引き続きインフルエンザの予防と感染拡大防止について取り組んでいきたいと思います。

 さて、最近は世の中の情報をテレビのニュースや新聞だけでなくインターネットなどから入手している方も多いと思います。特にインターネットのニュースには、そのニュースに対して一般ユーザーからのコメント欄も付いているものがあり、ニュースの内容に対しての意見やニュースを発信した側への意見なども投稿されていたりします。それらをいろいろと見ていると、自分自身の考えや感じ方に合う意見もあれば、「まさかこれに異議を唱える人はいないだろう」と思えることに対しても反論がある人がいたりします。それらの投稿された意見は、より多い意見が正しくて少ない意見は正しくないとか、どちらが常識的かという判断ができるものではないと思っていますが、世の中には本当にいろいろな考えの人がいるのだということは感じさせられます。また、仮にその真逆の意見を持つ人たちが徹底的に話し合う場を設けたところで、恐らく永遠に同じ考えには至らないであろうと感じられるものもあります。もちろん、そういう両者も人として全ての考えが合わないのではなく、ほとんどは同じ考えであってもある一部分の点で意見が異なるということなのだと思います。それらの考え方や感じ方の違いは、それぞれの立場や経験、育ってきた環境などによって違いが生まれてくるのだと思いますが、いずれにしても私たち大人も含め、こども達もこのいろいろな考えを持った人たちが形成する世の中で生きています。自分で常識と思っていたことが否定されたり、正しいと思ってしていたことを間違いだと指摘されたり、相手を思ってしたことが実は迷惑だったり、様々なことで悩んだり、心に傷を負うこともあるでしょう。そういった経験はほぼ全ての人が避けては通れない経験です。これからその世の中に飛び出していくこども達は、世の中には自分とは考え方や感じ方が違う人達がいるということ、場合によっては決して考え方が交わらない人も存在するということを認識し、何が正しいか間違っているかはいろいろな立場や見方によって違ってくることもあるということを理解しなくてはなりません。その上で自分なりの考えを持ち、より柔軟な判断ができるようになってほしいと思います。昔に比べて自己主張がより強くなってきている世の中だけに、柔軟な考え方ができることがとても大切になってくると感じています。こども達がより穏やかに幸せな人生を送るために。
園長 藤本 志磨

園だより 令和6年5月号

  徐々に日中の気温が上がってきました。まだ気温は上がっても湿度は高くないのでそこまでの厳しい暑さではないですが、体が暑さに慣れていない分、今から熱中症には十分に気を付けていきたいと思います。また、ご家庭でも夜の睡眠時間を十分にとり、朝食で水分と塩分も含めた栄養をしっかり補給して...