2020年9月19日土曜日

園だより 令和2年10月号

  9月に入っても厳しい残暑が続く毎日です。環境省が7月から試験運用している熱中症警戒アラートを日々確認していますが、日中はほとんど毎日のように「厳重警戒」、天気の良いお昼頃になると「危険」となることも多く、雨の日だけではなく天気が良すぎても外に出られないというもどかしい日々が続いています。(園では「厳重警戒」の場合の外での活動は短時間、「危険」の場合は外に出ないようにしています。)きっともう少しの辛抱だと思いますが、運動会までは屋外での活動も多くなりますので、熱中症には十分に注意しながら活動をしていきたいと思います。熱中症予防のためにもご家庭では早寝早起きで十分な睡眠をとり、朝食もしっかりと摂って健康チェックを必ず行ってから登園してください。また、新型コロナウイルス対策の面でも、健康な体作りによって免疫力を高めることは大事なことの一つだと言われています。園でも引き続き体調管理に努めてまいりますので、各ご家庭でも宜しくお願い致します。

 さて、運動会まで約1ヶ月となりました。今年度は新型コロナウイルスの感染防止対策の為、学年毎、入場制限、競技等の縮小など、園児、保護者、園も含め残念な思いをされている方もいらっしゃると思います。昨年度3月から約3か月にわたり登園自粛期間が続き、今年度の実質的な本格的スタートは約2ヵ月半近く遅くなってしまっている中で、新しい園生活、コロナ対策に対応しながら、そして夏からは熱中症アラートの状況も確認しながら練習時間を見つけて屋内・屋外の両方で練習を進めています。例年と比べても様々な活動で制約が増え、行事自体の開催の有無、開催する場合の開催方法、そしてそれに向けての子どもたちの取り組みなど、難しい問題も多い中ですが、子どもたちは日々の生活を素直に、そして一生懸命に取り組んでおり、その姿に私たちもしっかり応えてあげなければと感じています。保護者の皆様に是非感じて頂きたいのは、かけっこで何番だったとか、お遊戯やパラバルーン、和太鼓演奏で上手にできたとかできなかったとかということよりも、当日に向けてどれだけ頑張ってきたのか、そしてどれだけその力を発揮しようとできたかというところです。人間ですから、たった一回の本番では成功もあれば失敗もあると思います。ただ、そこまでの努力とそれによって身につけた力を本番で発揮しようと頑張ることは、本番での結果に関係なく評価されるべきものです。まだまだ幼い子ども達が辛いことを乗り越えていくには夢や目標を叶えるという結果を思い浮かべることが欠かせませんが、最終的に結果が出た後は、その結果よりもその過程を認めて褒めてあげることが欠かせません。本番当日、今の努力が達成感ややり切った自信となって次の力に変わり、それがこの活動の大きな成果だと思っています。様々厳しい状況の中ではありますが、今年も是非その大きな成果を掴んでほしいと願っています。本番当日どうぞよろしくお願い致します。

園長 藤本 志磨

園だより 令和2年9月号

 

 梅雨が明けてからは痛いほどの日差しが降り注ぎ、連日の猛暑に異常さを感じるほどです。環境省が発表する「熱中症警戒アラート」も毎日のように「危険」の表示が出てしまい、晴れていても水遊びすら中止にしなければならない状況が何度かありました。今年はコロナの影響で例年より約1週間早く始まった2学期ですが、新型コロナウイルスだけでなく熱中症にも十分に気を付けながら活動していきたいと思います。ご家庭でも引き続き登園前の健康チェックをお願いしたいと思いますが、新型コロナウイルスの感染予防という意味合いだけでなく、熱中症予防のためにも体調の異変がある場合は無理な登園はお控え頂きますようよろしくお願いいたします。コロナ+暑さという状況もきっと「あと少しの辛抱」だと希望を持ちながら、まずは頑張ってこの暑さを乗り切りましょう。

 

 さて、新型コロナウイルスの影響で中止となった夏の高校野球ですが、各地で独自の大会を開催したり、甲子園では春の選抜大会の出場予定だった高校による交流試合が行われたりなど、3年生の締め括りの大会として盛り上がっています。大会関係者の方々はさぞかし不安とご苦労が多いことと思いますが、生徒たちやその保護者にとっては、一度は諦めかけた最後の舞台を、どんな形であれ用意してくださったことは感謝の気持ちでいっぱいだと思います。何より、心の中での締め括りができることは、うれしいことだと思います。ただ、中には自分の将来と向き合いながら、この大会を待たずに引退を決意した選手たちも多くいたことでしょう。恐らく、相当に悩み抜いた末の苦渋の決断であったことと想像します。しかしそれは、自分自身で考え抜いた末の結論ですから大いに尊重し、何より次の夢を必ずや掴み取ってほしいと願うばかりです。

また、そういった経験や思いは高校球児だけではなく、様々な年齢の様々な種目や分野で頑張ってきた生徒たちも同じで、出場するかしないかの選択の余地すらなく、強制的に大会中止・終了となって最後の締め括りすらもできなかった生徒も多くいたことでしょう。本当に辛い思いをしたことと思います。

しかし見方を変えてみれば、例年通りの日常とは違った今の状況によって、当たり前と思っていたことは当たり前のことではなかったことに気づき、自分たちの目には触れないところで、自分たちの今この瞬間のために何十人、何百人、何千人の人たちが力を尽くしてくれていた、その有難みに気づくことができたでしょう。そこから、例年ではなかなか考えることがなかった別の学びの機会を得ることができ、これから生きていく上での貴重な経験となっていくことと思います。その時は辛く悲しいことでも、その後にはマイナスの経験をも将来の自分の力に変えていく。未来ある若者達には、こういう時だからこそそんな逞しさを学んでほしいと思います。

園長 藤本 志磨

園だより 令和6年5月号

  徐々に日中の気温が上がってきました。まだ気温は上がっても湿度は高くないのでそこまでの厳しい暑さではないですが、体が暑さに慣れていない分、今から熱中症には十分に気を付けていきたいと思います。また、ご家庭でも夜の睡眠時間を十分にとり、朝食で水分と塩分も含めた栄養をしっかり補給して...