9月に入っても厳しい残暑が続く毎日です。環境省が7月から試験運用している熱中症警戒アラートを日々確認していますが、日中はほとんど毎日のように「厳重警戒」、天気の良いお昼頃になると「危険」となることも多く、雨の日だけではなく天気が良すぎても外に出られないというもどかしい日々が続いています。(園では「厳重警戒」の場合の外での活動は短時間、「危険」の場合は外に出ないようにしています。)きっともう少しの辛抱だと思いますが、運動会までは屋外での活動も多くなりますので、熱中症には十分に注意しながら活動をしていきたいと思います。熱中症予防のためにもご家庭では早寝早起きで十分な睡眠をとり、朝食もしっかりと摂って健康チェックを必ず行ってから登園してください。また、新型コロナウイルス対策の面でも、健康な体作りによって免疫力を高めることは大事なことの一つだと言われています。園でも引き続き体調管理に努めてまいりますので、各ご家庭でも宜しくお願い致します。
さて、運動会まで約1ヶ月となりました。今年度は新型コロナウイルスの感染防止対策の為、学年毎、入場制限、競技等の縮小など、園児、保護者、園も含め残念な思いをされている方もいらっしゃると思います。昨年度3月から約3か月にわたり登園自粛期間が続き、今年度の実質的な本格的スタートは約2ヵ月半近く遅くなってしまっている中で、新しい園生活、コロナ対策に対応しながら、そして夏からは熱中症アラートの状況も確認しながら練習時間を見つけて屋内・屋外の両方で練習を進めています。例年と比べても様々な活動で制約が増え、行事自体の開催の有無、開催する場合の開催方法、そしてそれに向けての子どもたちの取り組みなど、難しい問題も多い中ですが、子どもたちは日々の生活を素直に、そして一生懸命に取り組んでおり、その姿に私たちもしっかり応えてあげなければと感じています。保護者の皆様に是非感じて頂きたいのは、かけっこで何番だったとか、お遊戯やパラバルーン、和太鼓演奏で上手にできたとかできなかったとかということよりも、当日に向けてどれだけ頑張ってきたのか、そしてどれだけその力を発揮しようとできたかというところです。人間ですから、たった一回の本番では成功もあれば失敗もあると思います。ただ、そこまでの努力とそれによって身につけた力を本番で発揮しようと頑張ることは、本番での結果に関係なく評価されるべきものです。まだまだ幼い子ども達が辛いことを乗り越えていくには夢や目標を叶えるという結果を思い浮かべることが欠かせませんが、最終的に結果が出た後は、その結果よりもその過程を認めて褒めてあげることが欠かせません。本番当日、今の努力が達成感ややり切った自信となって次の力に変わり、それがこの活動の大きな成果だと思っています。様々厳しい状況の中ではありますが、今年も是非その大きな成果を掴んでほしいと願っています。本番当日どうぞよろしくお願い致します。
園長 藤本 志磨
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