2023年5月29日月曜日

園だより 令和5年6月号

 お天気や気温の変化が大きい時期になりました。もうしばらくすると梅雨の時期がやってきます。気温の変化に加え湿度が増してくると、天候に関係なく熱中症のリスクもより高くなってくるので、体が暑さに慣れてくるまでの間は、特に注意が必要です。また、園ではゴールデンウィーク前頃から発熱、咳、嘔吐、下痢等の症状で体調を崩す園児が常に一定程度いる状況が続いています。梅雨の時期は感染症も流行る時期ですので、体調管理や体調チェックも必ず行い、元気な状態で登園ができるようご協力をお願い致します。園でも登園した園児たちの体調をよく見ながら保育を進めていきたいと思います。

 

 入園・進級してからもう少しで2ヶ月が経とうとしています。新しい環境で新しい活動なども始まり、最初は戸惑いのあった園児たちも少しずつ慣れてきている頃だと思いますが、それと同時に緊張やストレスが溜まってきたり、新しい活動への苦手意識が出てきたりなど、これまでとは違った反応が現れてくる時期でもあります。最初は新鮮さや気持ちの高揚などもあって楽しく参加していたものでも、徐々に難易度が上がってくるとどこかで壁にぶつかってしまうことはよくあることです。しかし、そこでその活動を止めてしまえば、できるようになる可能性も、好きになる可能性も、頑張った後に感じる達成感や充実感、そこから生まれる自信なども含めその先には何もありません。自分の中の気持ちに折り合いをつけたり、我慢したりしながら歩みを止めずに継続していくことで、その壁を何とか乗り越えた時のできた!という喜びや新しいレベルの楽しみに出会うことができます。進級・進学・新社会人など、この先子ども達が必ずと言っていい程そういった時期を乗り越えていかなければならないはずです。園での活動や経験は、これから先の子どもたちの人生にとって大変重要な様々な出来事に対する予行練習の様なものです。今はいくら失敗しても構いません。むしろ、失敗をしないまま大人になることの方が心配です。「チャレンジして失敗することを恐れるよりも、チャレンジしないことを恐れろ。」人の成長には何かに挑戦することが不可欠です。「失敗は成功の元」。失敗で終わりにしないのが成功の秘訣です。「大切なのは、倒れないことより起き上がること」この先の人生、失敗したり、夢が叶わずに心が折れたり、自信を無くしたりする経験は必ずやってきます。これから先の人生で色々な経験をしていく中で、子どもたちが逞しくそれらを乗り越え、自らの手で幸せを手に入れられるように、ご家庭と共に力を合わせて、少しでも子どもたちの力になりたいと思います。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 

 園長 藤本 志磨 

2023年5月6日土曜日

園だより 令和5年5月号

  新緑の葉がとても美しく、木々の元気な力強さが感じられます。園庭の芝生もほぼ緑色に代わり、よく見ると芝生の間を蟻んこが忙しそうに動き回っている姿が見られます。

 新年度がスタートしてまだ間もない園児たちですが、気持ちの良い陽気の中で、元気に走り回る姿や遊具で楽しそうに遊ぶ姿、砂場で夢中になっている姿が見られ、気温によっては汗で前髪を濡らしている園児もいます。気温の変化が大きく体調管理の難しい時期に加え、新しい環境での緊張やストレスで体調や機嫌が悪くなったり、感染症に罹りやすくなったりする時期でもありますので、園でも子ども達の様子に気を付けながら保育を進めていきたいと思います。当面は新しいお友達作りや担任との信頼関係構築を目指して取り組んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 さて、入園・進級をしてから約1か月が経ち、ゴールデンウィークが明けるといよいよ様々な活動が本格的に始まってきます。年少さんは初めてのことが多くあると思いますし、進級児も昨年と同じような活動に見えても少しずつレベルアップした活動になってきます。子どもたちはそれぞれに様々な特徴があるので、楽しく大好きな活動もあれば、苦手や嫌いな活動もあるかもしれません。もちろん何でも楽しんで上達できることに越したことはありませんが、実際にはなかなかそうはいきません。ですから、園でもいろいろなアプローチや言葉掛けなどによって、まずはその活動に挑戦してもらえるように働きかけます。活動の内容によって一日で終わる課題もあれば、何日も、何か月もかけて目標に向かって努力を積み重ねる活動もあります。嫌いなことや苦手なことは当然やりたがらないこともありますが、何とか続けていくことでできないことができるようになり、喜びを感じ、その楽しさに気づき、嫌いが好きに変わったり、苦手が得意に変わったりすることもあります。また、もしそうならなかったとしても、子どもたちのこれから先の人生で、毎日好きなことだけをして生きていくことはなかなかできません。苦手なことや嫌いなことでも、考え方や気持ちを切り替えて取り組まなくてはならない、そんなときが必ず度々訪れます。そんな時のための大切な経験として、決して無駄な経験ではありません。挑戦してこそ得られるものが必ずあります。お家で子どもたちが様々な思いを打ち明けることがあると思いますが、子どもたちの気持ちをしっかりと受け止めてあげた上で、最後は必ずポジティブな言葉で子どもたちの背中を押してあげてください。結果はどうあれ、困難に耐えながら最後までやりきる力がこの先の人生で必要なとても重要な力の一つとなります。ご家庭と園で是非力を合わせていきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

 園長 藤本 志磨

園だより 令和6年5月号

  徐々に日中の気温が上がってきました。まだ気温は上がっても湿度は高くないのでそこまでの厳しい暑さではないですが、体が暑さに慣れていない分、今から熱中症には十分に気を付けていきたいと思います。また、ご家庭でも夜の睡眠時間を十分にとり、朝食で水分と塩分も含めた栄養をしっかり補給して...