2023年5月6日土曜日

園だより 令和5年5月号

  新緑の葉がとても美しく、木々の元気な力強さが感じられます。園庭の芝生もほぼ緑色に代わり、よく見ると芝生の間を蟻んこが忙しそうに動き回っている姿が見られます。

 新年度がスタートしてまだ間もない園児たちですが、気持ちの良い陽気の中で、元気に走り回る姿や遊具で楽しそうに遊ぶ姿、砂場で夢中になっている姿が見られ、気温によっては汗で前髪を濡らしている園児もいます。気温の変化が大きく体調管理の難しい時期に加え、新しい環境での緊張やストレスで体調や機嫌が悪くなったり、感染症に罹りやすくなったりする時期でもありますので、園でも子ども達の様子に気を付けながら保育を進めていきたいと思います。当面は新しいお友達作りや担任との信頼関係構築を目指して取り組んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 さて、入園・進級をしてから約1か月が経ち、ゴールデンウィークが明けるといよいよ様々な活動が本格的に始まってきます。年少さんは初めてのことが多くあると思いますし、進級児も昨年と同じような活動に見えても少しずつレベルアップした活動になってきます。子どもたちはそれぞれに様々な特徴があるので、楽しく大好きな活動もあれば、苦手や嫌いな活動もあるかもしれません。もちろん何でも楽しんで上達できることに越したことはありませんが、実際にはなかなかそうはいきません。ですから、園でもいろいろなアプローチや言葉掛けなどによって、まずはその活動に挑戦してもらえるように働きかけます。活動の内容によって一日で終わる課題もあれば、何日も、何か月もかけて目標に向かって努力を積み重ねる活動もあります。嫌いなことや苦手なことは当然やりたがらないこともありますが、何とか続けていくことでできないことができるようになり、喜びを感じ、その楽しさに気づき、嫌いが好きに変わったり、苦手が得意に変わったりすることもあります。また、もしそうならなかったとしても、子どもたちのこれから先の人生で、毎日好きなことだけをして生きていくことはなかなかできません。苦手なことや嫌いなことでも、考え方や気持ちを切り替えて取り組まなくてはならない、そんなときが必ず度々訪れます。そんな時のための大切な経験として、決して無駄な経験ではありません。挑戦してこそ得られるものが必ずあります。お家で子どもたちが様々な思いを打ち明けることがあると思いますが、子どもたちの気持ちをしっかりと受け止めてあげた上で、最後は必ずポジティブな言葉で子どもたちの背中を押してあげてください。結果はどうあれ、困難に耐えながら最後までやりきる力がこの先の人生で必要なとても重要な力の一つとなります。ご家庭と園で是非力を合わせていきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

 園長 藤本 志磨

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