2020年1月17日金曜日

園だより 令和2年2月号


 遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。旧年中は園としても変化の多い年で、皆様にご心配やご迷惑をお掛けすることも多かったと思います。皆様のご理解とご協力に心より感謝申し上げます。本年もより良いこども園づくりの為に、職員一同力を合わせ頑張って参ります。何卒よろしくお願い申し上げます。
2020年、オリンピック・パラリンピックイヤーがいよいよ始まりました。昨年のラグビーワールドカップは日本代表ブレイブブロッサムズの活躍もあって大成功に終わりましたが、オリンピックは更に規模も大きく、また開催時期が夏ということもあって気温や湿度などの問題も課題に挙がっています。また開催期間中に昨年のような猛烈な台風が日本を襲う可能性も決して少なくはありません。心配なことは多々ありますが、4年の間この舞台を目指して必死になって頑張ってきた各選手たちが、全ての力を出し切り、悔いなくこの大会を終えられることを祈るばかりです。また、ラグビーワールドカップの時のように、日本の、日本人の良さを世界に伝えられ広げられるよう、ホスト国の国民としてできる限りの「おもてなし」ができると素晴らしいですね。
3学期の始まりにあたり、こども達にはオリンピック選手のように何か自分で目標を決めて、その目標に向かって毎日頑張り続ける、そんな一年にしてほしいと伝えました。スポーツに限らずどんなことでも構いません。子どもと一緒に何か目標を決めて、それに向けての努力をできる限り続けてください。最終的に目標が叶わなくても、最後まで本気でやり抜く、努力し続けることは、今後の人生の中で必ず生きてくるはずです。
昨今は、何か壁にぶつかるとすぐに諦めたり、その状況から逃げたり、言い訳をしたりする若者が増えてきていると言われています。そして打たれ弱く、傷つきやすい若者達。ただそれは、若者達のせいだけではありません。親や世の中が、我慢することや努力すること、ストレスを受けることなどを子どもの成長にとって全てマイナスと捉え、それらを否定して、さほどの困難をさせずに育ててしまった結果です。場合によっては、保護者自身に耐える力が足りず、大切な子どもに苦労をさせるということができない、親自身がそれに耐えられないというケースもあるかもしれません。しかし、世の中みんなが相手の気持ちを理解することができ、自分のことを最優先に考えてくれるような世の中なら生きていけるでしょうが、それは夢のお話です。人はそれぞれに考え方や立場や人生があって、それぞれの立場で物事を考え判断し行動します。ですから、生きていく上でいろいろな場面で困難があることは当たり前のことです。そういう世の中を生きていこうとするこども達に必要なのは、ぬるま湯の中で笑顔ばかりで育つ幼少期ではなく、辛いことや悲しいこともしっかり経験し、そこから他人の気持ちを理解し共感できる優しい心を育むこと。そして心折れ、自信を無くし、傷ついた状況からでも立ち上がって前を向いて歩きだすことができる強い心を育て上げること。それらが本当に重要なことだと思っています。就学前の6年間は人間形成にとって最も重要な時期です。こども達の今だけではなく将来の笑顔の為に、今年一年もたくさんの経験をさせていきましょう。
園長 藤本 志磨

園だより 令和6年5月号

  徐々に日中の気温が上がってきました。まだ気温は上がっても湿度は高くないのでそこまでの厳しい暑さではないですが、体が暑さに慣れていない分、今から熱中症には十分に気を付けていきたいと思います。また、ご家庭でも夜の睡眠時間を十分にとり、朝食で水分と塩分も含めた栄養をしっかり補給して...