2021年10月16日土曜日

園だより 令和3年11月号

 

すっかり秋らしさが増してきた今日この頃です。まだ寒いというほどではありませんが、快晴で日差しが強くてもそれほどの暑さを感じない位の陽気になってきました。園庭では落ち葉やドングリ拾いをする子どももいて、そんな光景からも秋が感じられます。運動会も終わり、これから一層秋の深まりを感じられるようになってくるでしょう。食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、何をするにも気持ちの良い季節ですが、ここ数年は秋を感じられる日が少なくなって、あっという間に冬がやってくる印象があります。今年は穏やかに秋を満喫出来たらいいな、と思います。

 

さて、改めまして幼児クラスの保護者の皆様、運動会でのご協力誠にありがとうございました。本来であれば3歳児から5歳児まで全員揃って、それぞれの学年の良さや成長を見て頂き、更にご家族の皆様や卒園児・未就園児の方々にもご参加いただける運動会にしたかったところですが、今年度も競技数を絞り、学年毎の分散開催という形になりました。園としては残念な部分はありますが、子ども達は開催方法に関わらず、コロナ禍前と同じように暑い夏の時期も一生懸命練習を積み重ねてきました。本当に感心するほどです。本番で力を発揮できるのは、そういった積み重ねと自信があるからこそだと思います。また、当日たくさんのお客様に大きな拍手を頂けたこと、お家でたくさん褒めてもらえたことが、大きな自信と達成感、今後の力の源となります。今回の自信をまた次の目標に向かう力に変えて、これからも頑張ってほしいと思います。

 

新型コロナウイルスも数か月前に比べると少し落ち着きを見せてきていますが、「第6波は必ず来る」という専門家の意見もあり、緊急事態宣言が解除されたとはいえ、心の不安の解消はまだまだ先になりそうな気配です。急激な感染者減少の理由はハッキリとわかっていませんが、少なくともマスク、手洗い(手指消毒)、消毒、ソーシャルディスタンスは一定の効果があることがわかっています。この少し落ち着いた期間が少しでも長く続くように、一人ひとりが引き続き感染対策を継続していきましょう。この後もこども達が楽しみにしている行事がたくさん控えています。できればこのまま更に状況が良くなり、その間に治療薬が開発されて、この不安な状況が少しでも改善されることを心から願っています。そうすれば、またみんなで一緒に時間を共有し、一緒に応援し、一緒に喜び、一緒に感動することができます。気を緩め過ぎず、この期間を上手に過ごしましょう。

 

園長 藤本 志磨

園だより 令和3年10月号

 

 9月に入ってから一気に涼しくなり、肌寒さを感じる日も出てくるようになりました。太陽が出ているかどうかで体感温度も全く違ってくるので、衣服の調節もとても難しい時期です。体調管理には引き続き気を付けていきましょう。

 先日緊急事態宣言の延長が決まり、気の休まらない日々が再び継続されることになりました。園での活動も感染対策を意識しながら引き続き行ってまいりますが、現在予定している活動や行事などの予定も再度見直しを図り、変更・中止等が生じる可能性もありますので、予めご了承ください。

 

 さて、様々な物議をかもしたオリンピック・パラリンピックも閉幕しました。開催や開催方法等の是非は様々なご意見がおありかと思うのでここでは置いておいて、少なくとも参加した選手や関係者の皆さんは、きっと自らの責任にベストを尽くされたことと思います。私たち一般の人たちも含め、今までにない気持ちや雰囲気の中で開催された大会でしたが、新しい発見や感動がそれぞれにあったのではないでしょうか。それぞれの競技に、それぞれの選手に人生をかけたドラマがあり、また惜しくも予選で敗れこの大会に出場できなかった選手たちにもまたドラマがあったことでしょう。具体的な目標があり、そこに向かってただひたすらに努力を続け、しかし夢叶う者と叶わない者がいる。トップアスリートでなくても、私たち一人一人の人生にも重ね合わせることができるストーリーです。だからこそ、私たちも胸熱く心を躍らせ、応援し、喜び、悔しがり、感動する。そして選手たちのこれまでの道のりから、元気をもらい、勇気をもらい、自らを振り返る機会をもらえる。これがオリンピック・パラリンピックの魅力なのかもしれません。

その他にも、日常ではほぼメディアで取り上げられることがない種目や選手たちが、好成績を収めることで脚光を浴び多くの人たちに認知されました。選手のインタビューで度々耳にしたのは、「この競技をもっとたくさんの人たちに知ってほしい」「競技人口が増えたり、応援してくれる人が増えたりして、この競技がもっと盛り上がってほしい」そんな声でした。マイナースポーツであるが故に環境に恵まれず、メジャーな競技ではあり得ないような苦労も乗り越えてきている選手や関係者にとっては、並々ならぬ思いをもって臨んでいることが伺えます。コロナ禍ではなかなか人が集まるところには行けませんが、コロナ収束の折には是非競技会場に足を運んでみましょう。

多くの選手たちのドラマは、まだ最終回を迎えていません。それぞれがハッピーエンドのドラマを完成させるために、すでに次の目標に向かって動き始めています。最終回まで何が起こるかわからないのがドラマの面白さです。それもまた私たちの人生と同じようです。

園長 藤本 志磨

園だより 令和3年8・9月号

 

 いよいよ夏がやってきます。今年はどんな夏になるでしょうか。例年であれば、夏は夏らしく暑くなって、海やプールなどで水と戯れ、山や川でバーベキューをしたり、避暑地へ旅行に行ったりと楽しみも多いはずですが、今年の夏も残念ながらコロナと戦う夏となってしまいました。長々と続く緊急事態宣言や蔓延防止措置によって、生活の困窮やストレスの蓄積などとの戦いも生まれ、「感染は広げられない」思いと「このままでは自分自身がおかしくなりそう」という思いとの葛藤の中で、次第にコロナとの戦いではなく自分との戦いになってきているようにも感じます。そんな中で開催されるオリンピック・パラリンピックの受け止め方は、人それぞれ様々な思いがあることでしょう。ワクチン接種が次第に進んでいくことで、少しでもこの状況にブレーキがかかり、願わくは収束の方向に向かってくれることを心から願うばかりです。

 

 1学期も終わりを迎えますが、新年度が始まってから約4ヵ月、お子さんの成長はいかがでしょうか。特に3歳児のお子さんでは不安と寂しさから泣きながら登園するお子さんもいらっしゃいましたが、今では朝から素敵な笑顔も見られるようになりました。園では登園の際に職員が「おはよう!」と元気に声をかけるようにしていますが、「おはよー!!」と元気に返してくる子もいれば、照れくさそうに小さな声で返してくれる子、目は合うもののニコリと笑みを浮かべるだけの子、見向きもせずにお部屋に向かっていく子など反応は様々です。元気な挨拶ができた子には「ちゃんとご挨拶ができるね」「おっ、元気だな。」など挨拶ができた子を褒めることで、他の子も褒められたい気持ちで少しずつ挨拶をする子が増えてきます。5歳児の中には、事務室の前を通るときに毎朝立ち止まって、しっかりおへそを向けて元気なご挨拶をしてくれる子もいます。それはそれは素晴らしいご挨拶で、感心するほどです。挨拶がまだ返せない子も、「今日は言おう。」「今日も言えなかった。」「明日は言おう」と心の中で葛藤している子もいるかもしれません。勇気を出して言える日を待っています。

朝の挨拶だけでなく、園では様々な挨拶をする機会があります。「こんにちは」「さようなら」「いただきます」「ごちそうさま」「よろしくおねがいします」「ありがとうございました」etc。挨拶の習慣は、園やこの先の学校だけでは身につかないことでもあります。日常の中に当たり前のように挨拶が飛び交い、挨拶をすることが自然のように存在する環境はとても大切です。そして挨拶に限らず、子どもは大好きな親のことをよく観察し、それを真似します。これからの夏休みは、ご家族で過ごす時間も長くなると思います。是非親として素敵な見本をたくさん見せてあげて下さい。

 

園長 藤本 志磨

園だより 令和6年5月号

  徐々に日中の気温が上がってきました。まだ気温は上がっても湿度は高くないのでそこまでの厳しい暑さではないですが、体が暑さに慣れていない分、今から熱中症には十分に気を付けていきたいと思います。また、ご家庭でも夜の睡眠時間を十分にとり、朝食で水分と塩分も含めた栄養をしっかり補給して...