9月に入ってから一気に涼しくなり、肌寒さを感じる日も出てくるようになりました。太陽が出ているかどうかで体感温度も全く違ってくるので、衣服の調節もとても難しい時期です。体調管理には引き続き気を付けていきましょう。
先日緊急事態宣言の延長が決まり、気の休まらない日々が再び継続されることになりました。園での活動も感染対策を意識しながら引き続き行ってまいりますが、現在予定している活動や行事などの予定も再度見直しを図り、変更・中止等が生じる可能性もありますので、予めご了承ください。
さて、様々な物議をかもしたオリンピック・パラリンピックも閉幕しました。開催や開催方法等の是非は様々なご意見がおありかと思うのでここでは置いておいて、少なくとも参加した選手や関係者の皆さんは、きっと自らの責任にベストを尽くされたことと思います。私たち一般の人たちも含め、今までにない気持ちや雰囲気の中で開催された大会でしたが、新しい発見や感動がそれぞれにあったのではないでしょうか。それぞれの競技に、それぞれの選手に人生をかけたドラマがあり、また惜しくも予選で敗れこの大会に出場できなかった選手たちにもまたドラマがあったことでしょう。具体的な目標があり、そこに向かってただひたすらに努力を続け、しかし夢叶う者と叶わない者がいる。トップアスリートでなくても、私たち一人一人の人生にも重ね合わせることができるストーリーです。だからこそ、私たちも胸熱く心を躍らせ、応援し、喜び、悔しがり、感動する。そして選手たちのこれまでの道のりから、元気をもらい、勇気をもらい、自らを振り返る機会をもらえる。これがオリンピック・パラリンピックの魅力なのかもしれません。
その他にも、日常ではほぼメディアで取り上げられることがない種目や選手たちが、好成績を収めることで脚光を浴び多くの人たちに認知されました。選手のインタビューで度々耳にしたのは、「この競技をもっとたくさんの人たちに知ってほしい」「競技人口が増えたり、応援してくれる人が増えたりして、この競技がもっと盛り上がってほしい」そんな声でした。マイナースポーツであるが故に環境に恵まれず、メジャーな競技ではあり得ないような苦労も乗り越えてきている選手や関係者にとっては、並々ならぬ思いをもって臨んでいることが伺えます。コロナ禍ではなかなか人が集まるところには行けませんが、コロナ収束の折には是非競技会場に足を運んでみましょう。
多くの選手たちのドラマは、まだ最終回を迎えていません。それぞれがハッピーエンドのドラマを完成させるために、すでに次の目標に向かって動き始めています。最終回まで何が起こるかわからないのがドラマの面白さです。それもまた私たちの人生と同じようです。
園長 藤本 志磨
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