木々の紅葉がとても鮮やかになり、地面には枯れ葉がたくさん落ちて、街の景色はすっかり秋になりました。園庭にある赤楓の葉も11月中旬頃から日に日に赤みを増し、きれいな紅葉の姿を見せてくれています。緑やオレンジ、茶色や赤など色とりどりの落ち葉を集めて手で握りしめ、花束のようにしている姿も見られます。また青葉幼稚園の玄関も、11月に入ってからはハロウィンからクリスマスの飾りつけに一新しました。冬はもうすぐそこまでやってきています。
園では、11月中旬頃から少しずつ発熱や嘔吐・下痢などの症状で体調を崩す園児が増え始めています。コロナ以前はこの時期になると流行っていた風邪や感染性胃腸炎ですが、園でも気を付けて様子を見ていきたいと思います。ニュースではコロナの第8波やコロナとインフルエンザの同時流行の懸念も報じられています。朝夕と日中、また日によっても気温差の大きい日がありますので、引き続き健康管理と健康チェックをよろしくお願いいたします。
さて、発表会の日もいよいよ近づき、練習も日に日に真剣さが増してきています。この発表会の練習では、まず自分の役割に責任を持ち、踊りやセリフを覚えることから始まります。お遊戯では学年が上がるにしたがって体系移動なども増え、自分の立ち位置や周囲のお友達との距離感なども気にしながら動かなければならず、曲に合わせて踊りながらいろいろなことを考えなければならないので、しっかりと練習を積むことが何より大切です。そして、覚えている段階ではただ黙って黙々と踊る様子が多くみられますが、ある程度覚えてきたら、歌や掛け声など声をしっかり出し、笑顔で踊るなど表現にも気を付けながら踊るように声をかけています。
また、劇では自分のセリフを覚えるだけでなく、お話の流れをしっかり把握しなければ自分の出番やセリフの順番がわからなくなってしまいます。そのため、お友達の演技もしっかりと集中して見ていなければなりません。3・4歳児の劇はセリフの入った物語の音源を使用して、音源に誘導されながら劇を進めていきます。一方5歳児の年長さんは基本的に自分たちのセリフだけで劇が進行していきます。ですから、誰かがセリフを忘れたり、違ったタイミングで別のセリフを言ったりしてしまうと、その段階で劇がストップしてしまいます。また、会場の端から端まで聞こえるような大きな声で、そしてお客様が聞き取りやすい速さでセリフを言わないと、お客様にお話が伝わりません。その他にも場面によって舞台袖に下がったり登場したり、小道具を持ったり置いたり移動したりなどなど、覚えることはたくさんあります。
人前での緊張の中でこれらを成し遂げるのは、子どもたちにとっては本当に大変なことだと思います。ただ、しっかりと練習をして自信がついてくると、次第に見られることがうれしくなり、気持ちよくなってくるものです。子どもたちには頑張って練習をして、本番までの準備をしっかりと整え、自信をもって人前で表現できるようになってほしいと思います。今、一生懸命頑張っている子どもたちを是非応援してあげてください。
園長 藤本 志磨