2022年11月25日金曜日

園だより 令和4年12月号

 木々の紅葉がとても鮮やかになり、地面には枯れ葉がたくさん落ちて、街の景色はすっかり秋になりました。園庭にある赤楓の葉も11月中旬頃から日に日に赤みを増し、きれいな紅葉の姿を見せてくれています。緑やオレンジ、茶色や赤など色とりどりの落ち葉を集めて手で握りしめ、花束のようにしている姿も見られます。また青葉幼稚園の玄関も、11月に入ってからはハロウィンからクリスマスの飾りつけに一新しました。冬はもうすぐそこまでやってきています。

 園では、11月中旬頃から少しずつ発熱や嘔吐・下痢などの症状で体調を崩す園児が増え始めています。コロナ以前はこの時期になると流行っていた風邪や感染性胃腸炎ですが、園でも気を付けて様子を見ていきたいと思います。ニュースではコロナの第8波やコロナとインフルエンザの同時流行の懸念も報じられています。朝夕と日中、また日によっても気温差の大きい日がありますので、引き続き健康管理と健康チェックをよろしくお願いいたします。

 

 さて、発表会の日もいよいよ近づき、練習も日に日に真剣さが増してきています。この発表会の練習では、まず自分の役割に責任を持ち、踊りやセリフを覚えることから始まります。お遊戯では学年が上がるにしたがって体系移動なども増え、自分の立ち位置や周囲のお友達との距離感なども気にしながら動かなければならず、曲に合わせて踊りながらいろいろなことを考えなければならないので、しっかりと練習を積むことが何より大切です。そして、覚えている段階ではただ黙って黙々と踊る様子が多くみられますが、ある程度覚えてきたら、歌や掛け声など声をしっかり出し、笑顔で踊るなど表現にも気を付けながら踊るように声をかけています。

また、劇では自分のセリフを覚えるだけでなく、お話の流れをしっかり把握しなければ自分の出番やセリフの順番がわからなくなってしまいます。そのため、お友達の演技もしっかりと集中して見ていなければなりません。34歳児の劇はセリフの入った物語の音源を使用して、音源に誘導されながら劇を進めていきます。一方5歳児の年長さんは基本的に自分たちのセリフだけで劇が進行していきます。ですから、誰かがセリフを忘れたり、違ったタイミングで別のセリフを言ったりしてしまうと、その段階で劇がストップしてしまいます。また、会場の端から端まで聞こえるような大きな声で、そしてお客様が聞き取りやすい速さでセリフを言わないと、お客様にお話が伝わりません。その他にも場面によって舞台袖に下がったり登場したり、小道具を持ったり置いたり移動したりなどなど、覚えることはたくさんあります。

人前での緊張の中でこれらを成し遂げるのは、子どもたちにとっては本当に大変なことだと思います。ただ、しっかりと練習をして自信がついてくると、次第に見られることがうれしくなり、気持ちよくなってくるものです。子どもたちには頑張って練習をして、本番までの準備をしっかりと整え、自信をもって人前で表現できるようになってほしいと思います。今、一生懸命頑張っている子どもたちを是非応援してあげてください。

園長 藤本 志磨

2022年11月5日土曜日

園だより 令和4年11月号

 

 朝夕だけでなく日中でも肌寒さを感じるようになりました。季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもありますので、体調管理と健康チェックをこまめに行ってください。

 

 先日の運動会は晴天の下、皆様のご協力のお陰で無事に終えることができました。誠にありがとうございました。少々暑さを感じる時間帯もありましたが、子ども達は持てる力を存分に発揮し、最後までやりきる姿を見せてくれました。新年度スタート当初から比べても逞しく成長を続けている姿が見られ、頼もしく思いました。子ども達の一生懸命な姿から、日々積み重ねてきた頑張りを感じて頂けたらとてもうれしく思います。これからも目標に向かって努力をすること、みんなで力を合わせること、最後までやりきること、そんな経験を積み重ねていきたいと思います。ご家庭でのご協力も引き続きよろしくお願い致します。

 

 さて話は全く変わりますが、先日プロ野球のドラフト会議が行われました。プロ野球に興味のある方や応援しているチームがある方は、毎年我がことのようにドキドキする日ではないかと思います。プロ野球選手を夢見て努力を積み重ねてきた選手たちの夢が叶うかどうかの、まさに運命の一日となります。一般の社会人のように自らが希望する企業の採用試験を受けるのではなく、球団側の意向によって就職先が決まる制度です。仮に自分が入りたい球団と相思相愛であっても、複数球団に指名されれば球団側のくじ引きによって入れる球団が決定します。また、ドラフトで指名されることを信じて待ち望みながら、最終的にどこからも指名されずに涙を呑む選手もいます。ですから、毎年そこにドラマが生まれます。そこには夢叶う選手もいれば、夢叶わず落胆する選手もいます。そこから、大学や社会人で引き続き夢を追い続け、数年後に再びドラフトで夢を掴む者、そして夢絶たれる者がまたいます。もし夢を叶えプロ野球選手になったとしても、第一線でレギュラーとして活躍できる人はほんの僅か。更に自分の意志で引退を決断して引き際を決められる選手はさらに少なく、ほとんどの選手は自らの意思に反して引退を余儀なくされます。プロになれた選手もなれなかった選手も、ほぼ皆が一生懸命、必死になって努力をしてきたのだろうと思いますが、大多数の選手はどこかで悔しい思いをすることになります。とても厳しい世界だと思いますが、これはこのプロ野球の世界に限ったことではなく、世の中のどの仕事でも、また一人の人生の中でも厳しい現実と向き合わなければならない時が必ずと言っていい程どこかで訪れるものです。だから、「大切なのは倒れないことより起き上がること」。

その時だけを見れば一見マイナスの経験に見えても、その捉え方、考え方、気持ちの持ち方次第で、長い目で見た時にとても大切な経験に変えることができます。その捉え方、考え方、気持ちの持ち方を学ぶことが自分を助け、救うことにもつながります。それらはこども達が成長していく過程で、絶対に必要な経験です。これからこども達も大変なこと、辛いことや悲しいことを経験していくと思いますが、是非強く逞しい心を身につけていってほしいと思います。

園長 藤本 志磨

園だより 令和6年5月号

  徐々に日中の気温が上がってきました。まだ気温は上がっても湿度は高くないのでそこまでの厳しい暑さではないですが、体が暑さに慣れていない分、今から熱中症には十分に気を付けていきたいと思います。また、ご家庭でも夜の睡眠時間を十分にとり、朝食で水分と塩分も含めた栄養をしっかり補給して...