朝夕だけでなく日中でも肌寒さを感じるようになりました。季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもありますので、体調管理と健康チェックをこまめに行ってください。
先日の運動会は晴天の下、皆様のご協力のお陰で無事に終えることができました。誠にありがとうございました。少々暑さを感じる時間帯もありましたが、子ども達は持てる力を存分に発揮し、最後までやりきる姿を見せてくれました。新年度スタート当初から比べても逞しく成長を続けている姿が見られ、頼もしく思いました。子ども達の一生懸命な姿から、日々積み重ねてきた頑張りを感じて頂けたらとてもうれしく思います。これからも目標に向かって努力をすること、みんなで力を合わせること、最後までやりきること、そんな経験を積み重ねていきたいと思います。ご家庭でのご協力も引き続きよろしくお願い致します。
さて話は全く変わりますが、先日プロ野球のドラフト会議が行われました。プロ野球に興味のある方や応援しているチームがある方は、毎年我がことのようにドキドキする日ではないかと思います。プロ野球選手を夢見て努力を積み重ねてきた選手たちの夢が叶うかどうかの、まさに運命の一日となります。一般の社会人のように自らが希望する企業の採用試験を受けるのではなく、球団側の意向によって就職先が決まる制度です。仮に自分が入りたい球団と相思相愛であっても、複数球団に指名されれば球団側のくじ引きによって入れる球団が決定します。また、ドラフトで指名されることを信じて待ち望みながら、最終的にどこからも指名されずに涙を呑む選手もいます。ですから、毎年そこにドラマが生まれます。そこには夢叶う選手もいれば、夢叶わず落胆する選手もいます。そこから、大学や社会人で引き続き夢を追い続け、数年後に再びドラフトで夢を掴む者、そして夢絶たれる者がまたいます。もし夢を叶えプロ野球選手になったとしても、第一線でレギュラーとして活躍できる人はほんの僅か。更に自分の意志で引退を決断して引き際を決められる選手はさらに少なく、ほとんどの選手は自らの意思に反して引退を余儀なくされます。プロになれた選手もなれなかった選手も、ほぼ皆が一生懸命、必死になって努力をしてきたのだろうと思いますが、大多数の選手はどこかで悔しい思いをすることになります。とても厳しい世界だと思いますが、これはこのプロ野球の世界に限ったことではなく、世の中のどの仕事でも、また一人の人生の中でも厳しい現実と向き合わなければならない時が必ずと言っていい程どこかで訪れるものです。だから、「大切なのは倒れないことより起き上がること」。
その時だけを見れば一見マイナスの経験に見えても、その捉え方、考え方、気持ちの持ち方次第で、長い目で見た時にとても大切な経験に変えることができます。その捉え方、考え方、気持ちの持ち方を学ぶことが自分を助け、救うことにもつながります。それらはこども達が成長していく過程で、絶対に必要な経験です。これからこども達も大変なこと、辛いことや悲しいことを経験していくと思いますが、是非強く逞しい心を身につけていってほしいと思います。
園長 藤本 志磨
0 件のコメント:
コメントを投稿