梅雨に入ったとたんに一気に真夏の陽気が始まり、その後は梅雨らしくジメジメとした湿度の高い毎日が続いています。天気は曇っていても、湿度が高い日はやはり熱中症が心配です。園でも水分補給の時間をこまめに設けることと同時に、エアコンを上手に使いながら過ごしていきたいと思います。
ただ、幼い子どもたちにとっては、汗をかいて体温上昇を防ぐという人間が本来持っている体の仕組みをしっかりと機能させることも重要です。人間の発汗機能は2~3歳頃までに発達の大部分が完成すると言われています。発汗がしっかりと機能しないと熱中症のリスクがさらに高くなり、温暖化が進んで毎年異常なほどの暑さが続くこれからの夏を健康な状態で乗り切ることができなくなってしまいます。常にエアコンで管理された快適な空間だけで過ごすのではなく、無理の無い範囲で日光を浴びながら汗をかく時間もしっかりと確保していきたいと思います。(骨をつくる、強化するうえで日光を浴びることもとても重要です)
今年も暑い夏になりそうです。こまめな水分補給だけでなく、三食しっかりと食事を摂って、睡眠時間(特に夜の睡眠時間は重要)をしっかりと確保していれば、熱中症リスクは下げられます。ご家庭でもお気を付けください。
さて、いよいよ7月に入り、後半からは夏休みが始まります。今年の夏のご予定はもう立てられているでしょうか?1号認定の皆さんは約1か月の間朝から晩まで子どもと過ごすことになるので、大変だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、子どもが親と過ごす時間は親にとっても子どもにとっても、とても貴重で重要な時間となります。もちろんこれは2号・3号認定の方々でも同じことで、毎日お仕事等で親子の時間がゆっくりととれないご家庭は尚のこと、親子の時間は重要です。夏休み中にお家でゆっくり過ごしたり、外出や旅行に行かれたりする際は、是非素敵な親の姿を子どもに見せてください。子どもたちはみんな親のことが大好きです。だから、親のことをよく見ています。そして、親がすることは正しい、格好いいことと信じて真似をします。しゃべり方、口癖、態度、人との関わり方、物の扱い方、感じ方、考え方、いろいろなところが子どもにコピーされていきます。だから、子どもを良い大人に育てたかったら親が良い大人になることがとても大切です。当然親も人間ですから、疲れているときもイライラしているときもあると思います。でも、子どもの前では素敵な親、大人でいてあげてください。それが立派な成長につながり、子どもの将来の幸せにつながります。
子育ては子どもを育て成長させるだけではなく、親も人として成長させます。親子が共に成長することが、理想的な子育てです。親のお仕事などで忙しいご家庭が増えている昨今ですが、親子の限られた貴重な時間を、子どもと一緒に何かをする形で過ごし、一緒に話し、一緒に笑い、一緒に考え、一緒に汗を流し、一緒に喜び、一緒に感動できる、そんな機会が沢山つくれたら、子どもたちにとっては最高の思い出となり、最高の教育になると思います。是非この貴重な時間を有効に活用してください。
園長 藤本 志磨
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