この度は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策により、このようなかたちでの一年の締め括り、幼稚園生活の締め括りになってしまったこと、大変残念でなりません。保護者の皆様も同じ思いだと思います。各ご家庭での対応、予防対策も非常にご苦労があると思いますが、皆様のご理解とご協力に心より感謝申し上げます。一日も早くこの状況が少しでも落ち着き、入園式、入学式は例年通り開催できるようにただただ祈るばかりです。
早いもので、こども園がスタートしてから最初の1年を終えようとしています。まさにドタバタで始まってしまった1学期。皆様にも不安やご迷惑をおかけすることが多々あったと思います。大変申し訳ございませんでした。まだまだ全てが落ち着いてきたとは言えず、今後に向けて模索中のこともたくさんあります。青葉の伝統を守りつつ、皆様に更に愛されるこども園づくりに向けて取り組んで参ります。
そして2学期は、途中から雨天の中での開催となってしまった運動会。悪天候の中2歳児のれもん組から5歳児までどの学年も日頃の練習の成果を一生懸命に披露することができました。特に5歳児の和太鼓演奏は、雨の中にもかかわらず堂々と凛とした姿に「感動した」というお声をたくさん頂きました。どのこども達も本当によく頑張ってくれました。そして、新しいホールで初めての発表会。今年度は3歳児から5歳児まで3学年を観て頂くことができ、こども達の成長を感じていただけたのではないかと思います。また、クリスマス前には0~2歳児クラスで保育参観と同時にクリスマス会を開催しました。お家の方と一緒に作った手作り楽器で、一緒に合奏もしました。入園当初からの大きな成長を感じることができました。
最後に3学期。インフルエンザも流行ることなく安心していた矢先に新型コロナウイルスの流行。そしてまさかの突然の政府の休校措置。学校だけでなく幼稚園、こども園、保育園も大混乱でした。もう少し余裕を持って事前にその可能性を知らせてくれていれば……。そんなことを思いながら、その後の対応に追われる毎日が続きました。各ご家庭でも未だに大変苦慮されていることと思います。
幼保連携型認定こども園青葉幼稚園となって最初の年は、まさに波乱万丈の一年でした。ただ逆に、学ぶことも多い一年であったとも言えます。大変な一年を乗り切った経験は、必ず今後に生きてくると信じています。避けようのない状況の変化は仕方ないとしても、今年度の経験をしっかり今後につなげ、来年度からは毎年少しずつでも改善工夫をし、こども達にも保護者の皆様にも安心してご利用頂ける施設へと成長し続けていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
最後に卒園児の皆さんへ一言。今年の年長さんはいろいろなことが中止になったり悪条件になったりして、大変で残念な思いをすることがたくさんあったと思います。でも、皆さんはそんな中でも最後まで頑張り抜き、力を十分に発揮することができました。これから先、まだまだ大変なことはたくさんあると思いますが、どんな時でも、何があってもみんななら大丈夫。これからも自信を持って頑張ってください。将来、みんなが立派な大人に成長できるよう、いつまでも応援しています。みなさんが幸せいっぱいの人生を送れますように。
園長 藤本 志磨
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