2024年3月12日火曜日

園だより 令和6年3月号

  日によって気温差が大きく体調管理が難しい陽気が続いていますが、確実に春の足音が近づいてきています。園にある桃の木のつぼみは大きく膨らみ、園庭の芝生をよく見てみると僅かですが所々に緑色の葉が出始め、春の温もりをみんなが待ち焦がれているようです。

 春は卒業やお引越しなど別れの時期というイメージがあります。幼稚園でも卒園や進級でのクラス替えなど、大好きな仲間達とのお別れがあり、みんなで過ごせる日にちも残り1か月を切ってしまいました。残り少ない日々を大切にしながら、最後の一日まで楽しく過ごしてほしいと思います。

 また、春は別れだけでなく新しい出会いの季節でもあります。新しい人に出会ったり、新しい環境に変わったり、新しく好きなことを見つけたり。新しいことには少なからず不安な面もあったりしますが、何事もどこに自分の視点を合わせるかで、その見え方が違ってくるものです。まだ起きてもいない不安な要素に囚われるより、これから出会う楽しみや喜びに期待が持てるように過ごしていきたいと思います。

今年度も残りわずかですが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 さて、青葉幼稚園の隣に令和6年4月に開園する「青葉保育園」ですが、もう間もなく園舎が完成し、新入園児の受け入れ準備も着々と進んでおります。同じ社会福祉法人青葉学園の施設ではありますが、青葉幼稚園のコピーではなく、青葉保育園独自の特色を出し、青葉幼稚園と青葉保育園それぞれの個性を出して運営していきたいと思っています。幼保連携型認定こども園と保育園という施設の形態そのものが違い、日常の生活のリズムやカリキュラム・行事などの取り組み方も違います。子ども達やご家庭の状況なども多種多様なので、それぞれの子ども達に、あるいはそれぞれのご家庭に合った施設選びをして頂けたらと思っています。ただどちらも、子どもが将来幸せに過ごしていけるよう、将来を見据えた教育・保育を心掛けていることに変わりはありません。目的は同じでも、そこに向かう道のりの選択肢はいろいろあるということです。

また一方で、せっかく同一法人の隣り合った施設ですから、将来的には子ども達や職員なども少しずつ交流の機会を持ち、お互いに切磋琢磨しながら良い刺激を受け合い、一緒に成長していけたらと思っています。それぞれ施設は違えども、縁あって出会った「青葉」という一つのファミリーとして、子どもも保護者も職員も一緒に、未来の幸せに向かって一歩ずつ歩んでいけたらこんなに幸せなことはありません。

4月以降は両施設の子ども達や保護者の皆様もお顔を合わす機会が多くなると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 園長 藤本 志磨

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