2025年3月1日土曜日

園だより 令和7年3月号

 日中の気温が上がり、ようやく少しだけ春の訪れを感じることができる時期になりました。しばらくは寒い日と暖かい日が交互に訪れ、日ごとや一日の寒暖差が大きくなると思います。体調管理や衣服の調節も難しい時期になりますが、年度末締め括りの3月ですから、最後まで毎日元気に登園して一つでも多くの楽しい思い出が作れるよう、ご家庭でのご協力もよろしくお願いいたします。

 

 さて、早いもので令和6年度もいよいよ最後の3月を迎えます。今年度は8月に青葉幼稚園がペップトーク実践園として認定され、言葉の大切さを再認識し、より意識して取り組むように心がけてきました。また幼児活動研究会講師の倉部先生を何度かお招きして、年長児にこども講演を開催していただき、その倉部先生が出版した『こころを育てる48の言葉』(著者:倉部雄大 発行:大学図書出版)を活用して、人としての大切な言葉も伝えてきました。どうしても抽象的な言葉や表現も出て来てしまうので、子どもにとってはなかなか難しいこともあるかもしれませんが、これから成長していく中でいろいろな経験・体験をして、「そういえば…」と思い出す機会もあるかもしれません。一つでも多くの言葉が子ども達の心に残ってくれたらとてもうれしく思います。

 青葉幼稚園ではたくさんのカリキュラムや行事その他活動が盛りだくさんで、「お勉強系の幼稚園」と言われることもあります。しかし、たくさんの活動を通じて子ども達の可能性を見つけ出していくことと同時に、いろいろな活動を通じて気持ちの切り替えやけじめをつけること、嫌いや苦手なことにも挑戦して困難を克服する力、継続して努力し続けること、最後までやり抜く力、協調性や忍耐力、社会性などを身に付けます。これらは、子ども達が将来大人になった時に、社会に出て活躍しようという時にはとても大切な力となります。そしてそれらの力は就学前の時期に身に付けておくことが望ましいと言われている「非認知能力」と呼ばれている力です。幼稚園で身に付けたそれらの力は、これからの人生の中でものの捉え方、考え方、決断の仕方、行動などあらゆるところに影響し、それらがそれぞれ一人一人の人生を作り上げていきます。決して目立つ力ではないですが、確実に自分の人生を作り上げる重要な力となります。

 これから先は予測不能な未来が待ち受けています。この青葉幼稚園で是非多くを学び、どんな時代になっても逞しく生き抜く大人になり、そして幸せな人生を歩んでいってほしいと願っています。

園長 藤本 志磨

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園だより 令和7年3月号

 日中の気温が上がり、ようやく少しだけ春の訪れを感じることができる時期になりました。しばらくは寒い日と暖かい日が交互に訪れ、日ごとや一日の寒暖差が大きくなると思います。体調管理や衣服の調節も難しい時期になりますが、年度末締め括りの 3 月ですから、最後まで毎日元気に登園して一つで...