2021年12月17日金曜日

園だより 令和4年1月号

 朝晩の寒さが日に日に厳しくなり、日中の晴れた日でも寒さを感じるようになりました。それと比例するように咳、鼻水、発熱などの風邪症状でお休みをする園児も増えてきています。新型コロナウイルスは落ち着きを見せていますが、まだまだ油断はできません。クリスマス、お正月とイベントの多い冬休み中も引き続き健康管理に気を付けて、元気にお過ごしください。

 

 さて、先にも述べた通り新型コロナウイルスの感染状況は今のところまだ落ち着いているところですが、新たな変異株の登場で再び心配の種が生まれてしまいました。また、イベントごとの多くなる年末年始は人流が増え、再び感染者が増える懸念もあります。行動制限が緩んでいる中でも、ある程度自制しながら行動をするというのは、日本人の得意とするところかもしれませんが、どこまで元に戻してどこから我慢するかは個々の判断に委ねられることになるので、難しい選択を迫られることもあるかもしれません。ただ、新生活様式にも随分と慣れ、コロナ禍前に比べると外出することも普通に減ってきているのではないでしょうか。そうなると、これからの冬休み期間中は特にお家の中で過ごすことも増えてくると思うのですが、お家では皆さんどんなことをして過ごしているでしょうか。冬休みとは言ってもそれはほぼ子どもだけの話で、大人は基本的に仕事や家事など日常と大きく変わることはあまり無いかと思うので、どうしても子ども最優先というわけにはいかないことも多くなってしまうかもしれません。子どもが自分で楽しく遊んでくれていれば安心ですが、全く手放しで放っておくこともできません。そんな時についつい頼ってしまいがちなのが、おとなしくジッと集中して見入るテレビやビデオ、動画サイトなどの視聴やゲームなど。最近はスマホなどの携帯端末なども大人顔負けで使いこなすこどもも増えているようです。そこで注意しなければならないのは、どういった内容のものをどの程度見せるかということです。子どもはまだしっかりとした善悪の判断がついていないこと、映像(空想)の世界と現実の世界との区別もしっかりとつけられないことなどは、与える側として最低限意識しておかなければなりません。子どもは良いも悪いもわからずいろいろなことを真似します。その特性を認識しておかないと、子どもは何の悪気も無くわからないまま大人が驚くようなことも真似してしまいます。その点は十分に気を付けてください。また、こどもが楽しんでいるから、おとなしく見ていてくれるから親にとっては好都合、と際限なく見させることもやはり良くありません。神経質になり過ぎる必要はありませんが、まだ幼いこども達ですから、大人がしっかりと判断をして上手に活用しましょう。

 大人にとっては忙しい年末年始だと思いますが、時間があれば「かるた」や「すごろく」など、昔ながらの遊びを家族で楽しむなど、是非ご家族皆さんにとって有意義なお休みにして頂きたいと思います。

園長 藤本 志磨

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