園庭の芝生も日に日に緑色が濃くなり、木々の葉っぱも葉の数が増えてきました。新入園児を迎え、進級児も揃って登園が始まり、園全体に活気が満ち溢れているように感じます。これから様々な活動が本格的に始まってきます。肌寒い日もあれば初夏の陽気となる日もあるなど、気温の安定しない時期です。まだ湿度がそれほど高くは無いので苦になるほどではありませんが、梅雨が近づくにつれていつもの不快感が増してくると思います。暑くなり始めのこれからの時期は熱中症に十分に気を付けながら過ごしていきたいと思います。ご家庭での体調管理も難しい時期ですが、園生活に慣れ始めてくる時期になりますので、毎日元気に登園できるよう宜しくお願い致します。
さて、新しい環境に慣れてくると少しずつ子どもの視野も広がり始め、これから新しいお友達も少しずつ増えてくると思います。それと同時に増えてくるのがお友達とのトラブルです。多くはほんの些細なことがきっかけで始まりますが、お互い人間関係の構築が未熟な者同士であるが故に感情のぶつかり合いになったり、片方が一方的に我慢することになったりなど状況は様々です。そんな時は職員が状況を確認し、お互いの気持ちを聞いて代弁してあげたり、相手の気持ちを想像させてみたりなど、自分中心の考えから相手の気持ちも考えることを伝えて、解決策を探していきます。その時に気を付けなければならないことは、できる限り時間を空けずにその時に話をすることと、状況の詳細を見ていなかった場合は「きっとこういうことだろう」と思い込みで話を聞かないことです。子どもの記憶は曖昧なことも多く、聞き手の聞き方によっては子どもの記憶が書き換えられてしまうこともあります。そうなってしまうと、もう本当のことが分からなくなってしまいます。園でもその点には気を付けています。また、こども達の成長の様子や人間関係を見ながら、トラブルが起きてもしばらくその様子を見守ることもあります。お互いに気持ちを伝えあい、どうすればその状況を解決できるか本人同士で考え、少しずつ自分たちで話し合って解決策を見つけられるようになってきます。もちろん、どちらかが一方的に無理矢理自分の思いを通して解決しようとする場合もあるので、その時は間に入って話をします。子ども達は日々そんな小さな経験をたくさん繰り返しながら、少しずつ成長していきます。まだまだ未熟な子ども同士ですから、毎日いろいろなことが起こります。是非温かい目で見守って頂ければと思います。また、前述のようにできる限り時間を空けずにその時に解決することが一番なので、子ども達にも何かあったらその時に言ってもらうように伝えていきます。宜しくお願い致します。
園長 藤本 志磨
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