2022年2月22日火曜日

園だより 令和4年3月号

 暦の上では春となりましたが、まだまだ真冬の寒さが続いています。木々のつぼみもまだまだ小さく、先日の雪の日も必死に寒さに耐えているように見えました。もうしばらくは寒さとの戦いが続きそうです。今年度も残り少なくなってきました。限られた日々に少しでも多くのお友達と関わり、楽しい思い出が残せる様、引き続き健康管理に気を付けてお過ごしください。

 

 さて、全国的に新型コロナウイルス感染拡大が止まりません。オミクロン株が現れてからは、本当にあっという間に広がり、施設や学校関係の閉鎖、家族の感染や濃厚接触者の増加などで、皆さんの周りでもさまざまな影響を受けているのではないでしょうか。当初からオミクロン株は感染力が強いとは聞いていましたが、ここまで強力なものとは思いませんでした。以前と比べて重症化率が低いと言われているとはいえ、無症状のまま自分でも知らないうちに感染を広げている可能性もあると思うと、やはり不安になってきます。高齢者や基礎疾患をお持ちの方が身近にいらっしゃる方は、特にその不安も大きいと思います。「きっともう少しの辛抱だ」と思い続けて、もう2年が経とうとしています。これまで国民一人一人の理解と協力によって、感染拡大の山をいくつも乗り超えてきましたが、頑張って山を乗り越えられたと思ったらまた次の山がやってきて、しかもやってくる山が毎回大きくなっていって、本当にこの先に終わりがあるのだろうかと思えてきます。そんな未だ先が見えない状況の中、最近はあまり先に期待し過ぎないようにしようと思うようになってきました。期待するからガッカリするし、絶望感も大きくなります。もう既に感覚として「これが普通」となりつつある中、できるだけ心の安定を図る為にも、ちょっと気持ちの持ち方を変えてみようと思っています。決して悲観的な意味ではなく、いろいろと考えすぎることで逆に気持ちがマイナスに向いてしまうのなら、あまり考えすぎないことで気持ちを少し楽にする方が、自分にとってもプラスに作用するように思えたからです。とはいえ、もちろんできる限りの感染対策を講じることは続けていかなければなりません。できる限りもらわないように、できる限りうつさないように、一人ひとりがこれからも引き続きそれを意識して行動すれば、必ず今より少しずつ良くなっていくはずです。そう信じて、これからも頑張っていきましょう。いつか「気が付いたら落ち着いてたね」そのように感じられたらいいなと思います。

 

園長 藤本 志磨

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