晴天の日差しの下では、温かいというより暑さを感じるようになってきました。まだ湿度がそれほど高くないので日陰では過ごしやすいくらいですが、今後梅雨が近づいてくると湿度が増して不快指数が一気に上がってきます。暑くなり始めるこの時期は、体が暑さに慣れていない分、真夏程の暑さでなくても熱中症になるリスクが高い時期です。朝は涼しくても日中は汗をかくほどの陽気になることも増えてきますので、長袖Tシャツの下に半袖シャツを着るなど、衣服の着脱で調節ができるようご協力をお願い致します。園でもこまめな水分補給や休息を心掛け、エアコンと換気を上手く組み合わせながら過ごしていきたいと思います。各ご家庭でも今後は新型コロナ感染だけでなく熱中症にもお気を付けください。
園庭の芝生が青々として、木々の葉っぱの新緑が鮮やかになり、アリや小さな虫たちも忙しそうに活発に動き始めました。この時期は生命の息吹をそこかしこで感じることができます。子ども達も園庭に出ると遊具や砂場で遊んでいる子もいれば、お友達と嬉しそうに追いかけっこをしたり、芝生で寝転がったりする子もいて、いつにも増して気持ちよさそうに見えます。また、プランターの植物に興味を示して観察したり、木の根元でしゃがみ込んで何やら観察している子も見られるなど、生き物に興味を持つ機会も増えてきました。今後は毛虫が発生する時期になってくるので、やたらに何でも触ったりはさせられませが、昨今は自然の生き物に触れる機会も減ってきているので、良い機会になっています。
私も子どもの頃はいろいろな生き物に触れる機会がありました。公園でアリやバッタ、カマキリ、セミ、トンボなどの昆虫類を捕ったり、田んぼや池などでメダカやザリガニ、タニシなどを獲ったりもしました。時には、今思えば残酷な扱いをしてしまったこともありました。(ごめんなさい。)おそらく、保護者の皆さんも同じような経験をされている方は多いと思います。ただ、今になって思うと、人やペット以外にもたくさんの生き物に触れてくる中で、気が付かないうちに「生きている」ということ、「死ぬ」ということを学んでいたような気がします。生き物はどうすれば生き続け、どうすると弱り、死に至ってしまうのか。そういったことを見ている中で、その生き物の気持ちになって考えてみたり、その先を想像したりすることをしてきました。自然が減ってきた現代では、動物や植物などたくさんの「命」とかかわる機会を持ち、その「命」に気づかせてあげることも大切なことだと改めて感じました。
園長 藤本 志磨
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