ご入園・ご進級 おめでとうございます!
春の温かさに包まれながら、とても清々しい気持ちで新年度を迎えることができました。この時期にみんな揃って新年度のスタートが切れるのは、約2年ぶりのこととなります。まだまだ心配な面はありますが、先の見通しがつかずに季節を感じる余裕のなかった昨年に比べると、春はこんなに気持ちの良い季節だったのだと改めて感じさせられました。今年度も新型コロナウイルス感染防止対策は継続されていくと思いますが、様々な制約の中でも少しでもこども達の成長に繋げられるよう、私共職員一同一生懸命頑張ってまいります。一年間どうぞよろしくお願いいたします。
さて、子ども達は今年も一年間様々な経験を積み重ねていきますが、これからの園生活では楽しいことやうれしいこともあれば、辛いことや悲しい思いをすることも必ずあります。親としては当然いつも笑顔で過ごしてくれることを望みますが、このこども園という施設では、将来社会に飛び出していくこども達が、より優しく、より強く、より逞しく生き抜いていくための基礎をつくりあげる場ですので、良い思いも嫌な思いもたくさん経験してもらうことが大切だと思っています。そしてそのたくさんの経験とその時抱いた感情を、常に前向きに受け止め、その後の自分の人生にどう生かすかが最も重要なポイントです。特に、一見マイナスに思える辛い思いや悲しい経験は、受け止め方、考え方次第で貴重な経験に変わります。少し時間が掛かってもできるだけ物事をポジティブに考えられるようにして、転んでも立ち上がる強い心を、人の痛みがわかる優しい心を、そして何があっても前に進む逞しさを是非身につけてほしいと思います。これからこども達が生き抜いていかなければならない世の中は、決して天国のような夢のような世界ではありません。人生には必ず良い時もあれば悪い時もあり、自分の歩むべき道を見失いそうになる時もあります。それは1度だけではなく2度3度とやってくるかもしれません。そんな山あり谷ありの人生を、少しでも幸せに近づけるためには、どんな事にも負けない強いからだと心が絶対に必要になってきます。しかし、心も体も鍛えなければ決して強くはなりません。将来、自らの手でしっかりと幸せを掴み、そして笑顔で生きていくために、今するべき大切な経験をしっかりと積み重ねていきましょう。全ては子ども達の将来の笑顔のために。
園長 藤本 志磨
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