日照不足が続くと、人の体にも影響が出るという話も耳にします。体調管理に気をつけて、一気にやって来るであろう真夏の日差しに負けないように、しっかりと体調を整えましょう。
また、早いもので1学期が終わり、1号認定児は夏休みという事になります。長いお休みとなりますが、せっかく作り上げた生活リズムをできるだけ維持して過ごせると、2学期からの生活にもスムーズに戻れると思います。また、「自分のことは自分でする」という基本的な部分は絶対に忘れないようにお過ごしください。2学期の初日にはより逞しく、より成長した姿でお会いできるのを楽しみにしております。
さて、梅雨が明けない曇り空の中ですが、今年も夏の高校野球が始まりました。私としては今年は何と言っても春の選抜高校野球で準優勝をした地元市立習志野高校に例年以上に注目していますが、何が起こるかわからないのが高校野球。球場に足を運ぶことはなかなかできませんが、心の中でしっかりと応援したいと思います。
夏休みは高校野球だけでなく、中学生は夏の総体があり、多くの運動種目で3年生最後の大会が行われることが多いと思います。この時期になると、自分の中学時代の頃や息子達の部活最後の大会の時を思い出すことがあります。全国優勝でもしない限り、ほぼ全てのチームは試合に負けて引退となります。目標や夢を持って戦った者にとっては、たとえ相手が数段格上のチームであったとしても、負けるということは悔しいことです。そう言った意味では、私自身もこの時期の思い出としては良い思い出というよりは未だに悔しい気持ちを思い出します。その気持ちは地区予選の1回戦であろうが、全国大会の決勝であろうが、皆同じ…と言いたいところですが、その感情の度合いは皆同じではなく、試合や実力のレベルには一切関係なく、本気で一生懸命に取り組んだ度合いに比例するものです。
スポーツに限らず、「悔しい」という感情は人間の力を最も奮い立たせる力を持っていると私は信じています。つまり、一生懸命に打ち込み、思ったような結果を出せなかった時こそが、人間が成長するチャンスであり、そこからが人としての成長の差になるのです。「悔しい」という感情を持つことは、決してかわいそうなことばかりではなく、「悔しい」と思えるほど頑張った事に対して敬意を払うべきことであり、そこからその思いを力に変え、更に大きく成長するチャンスを得るという喜ばしいことでもあります。時に敗者を称える拍手が生まれるのは、そんな「これからも頑張れ!」という意味も含まれているのではないでしょうか。
今年の夏もいたるところで熱い戦いが繰り広げられ、数多くの感動のドラマが生まれ
ることでしょう。選手の皆さんには、最後まで必死になって、我武者羅になって頑張っ
て欲しいと思います。そして、結果ばかりに囚われることなく、より大きな価値あるも
のを手に入れてほしいと思います。
園長 藤本 志磨
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