2025年12月19日金曜日

園だより 令和8年1月号

  一年で最も昼が短くなる冬至を数日後に控え、クリスマスや年末年始に向けて街の空気にも慌ただしさが感じられる頃となりました。

新年を迎えるにあたり、保護者の皆様にはこの一年も多くのご協力を賜り、心より感謝申し上げます。皆様の支えがあってこそ、子どもたちは安心して、毎日笑顔で園生活を積み重ねることができました。

今回は1月号とはなりますが、終業式に合わせて年内の配信となりますため、今年最後のおたよりとしてお届けいたします。

 

皆様、そして子ども達にとって2025年は如何だったでしょうか。順風満帆な一年を過ごされた方もいれば、苦労した一年の方もいらっしゃるかと思います。

特に子ども達は、大人以上に初めての経験が多く、毎日が新鮮で長い一年だったことでしょう。その長い一年の中で、沢山の喜怒哀楽という感情にも触れてきたと思いますが、この喜怒哀楽が、大人への成長、人生の彩になっていくと私は感じています。良い一年も、思うようにいかなかった一年も、それぞれの人生という本の中のたった1章です。

この人生の中で、これから先にはまだ何も書かれていない白紙のページが沢山あります。そして、良い物語には必ず途中で試練があり、ここまで楽しいページばかりだったとしても、この先のどこかで必ず重いページがやってきます。しかし、人はそれを乗り越えていくことで、更に良い物語が生まれると思っています。子ども達には、「終わり良ければ総て良し」。どんな一年だったとしても、毎年良い一年の締めくくりをして、また翌年の新しいページに繋げていってほしいと思っています。

さて、話は少し変わりますが、1号認定の子ども達は20日から、2.3号認定の子ども達は一番遅くて28日から冬休みになります。冬休みは、ご家庭で過ごす時間が増えることで、子どもたちがいつも以上に家族のぬくもりを感じられる時期です。私自身も、冬休みの家族との思い出や、何とも言えない温かい年末の空気感など、今でも鮮明に覚えていることが多いです。クリスマスや年末年始の行事、親子でゆったりと過ごす時間、親戚との関わりなど、さまざまな体験が子どもたちの心を満たし、成長を後押ししてくれます。お休み明けには、冬休みの思い出を話しながら言葉が増えていたり、できることが増えていたり、表情がぐっと頼もしくなっていたりと、短い期間でも大きな変化を見せてくれることも珍しくありません。保護者の皆様はいつも家事やお仕事でお疲れのことと思いますが、少しゆっくりできる冬休みに、より一層の体験や愛情を子ども達に注いであげていただければと存じます。

 

結びとなりますが、本年も青葉幼稚園は多くの方々に大変お世話になりました。本当にありがとうございました。体調管理には十分お気をつけて、良いお年をお迎えください。そして年明け、子どもたちの元気な姿に会えることを楽しみにしております。


総務主任 藤本 利樹

2025年12月9日火曜日

園だより 令和7年12月号

 朝晩は寒さを感じる日が増えてきました。園庭の赤楓の紅葉も一気に進み、今年も鮮やかで素晴らし姿を見せてくれています。葉っぱが落ちるまでのわずかな間しか見られない姿ですから、皆さんにも是非見て頂きたいと思います。

 寒さと同時に今年は例年よりもインフルエンザの流行が早く訪れ、この後の発表会に向けて心配な日々が続いています。手洗い、うがい、湿度管理など基本的な対策とともに、健康観察と早めの対応が感染拡大を防ぎます。本人の体調のことだけでなく、集団生活をしている一員として、決して無理や安易な判断はせずに、病院受診や家庭保育などのご理解とご協力をお願い致します。

 

さて、発表会を目前に控え、今は日々クラス毎に練習に余念がありません。当日来場されるお客様に少しでも素敵な姿をご披露するため、子どもたちは一生懸命に取り組んでいます。自信のなさや照れなどが邪魔をして自分の殻をなかなか破れない子もいれば、見てもらうことに喜びを感じ、楽しそうに踊ったり演技をしたりする子もいます。それぞれの子どもたちがそれぞれの目的や課題を持ちながら取り組んでいます。人前が苦手な子にとっては本当に大変なチャレンジでしょう。しかし、その苦手なことにチャレンジすること、最後まで努力し続けることに大きな価値があります。最近は苦手なことや上手くいかないこと、大変なことを避けて、やりたいことや好きなことにひたすら取り組むことが良しとされる時代になりつつあります。子どもが嫌だと思うことやストレスを溜めることは成長にとって良くないこととして認識されてしまっているからです。

しかし、私はそれは大きな勘違いだと思っています。人間は小さな頃から必ず何かしらのストレスを感じながら、それを乗り越えたり我慢したりしながら成長していくものです。小さな頃から小さなストレスを何度も乗り越え、成長とともに徐々に高く大きくなっていく壁を乗り越えていく経験が、社会に出た時の生きる力や逞しさとなります。最近はストレス耐性が低く、心が脆い人が増えてきました。ストレスの多い世の中に変化したということもあるかもしれませんが、それと同時に必要なストレス耐性、レジリエンス(困難や逆境の中でも、立ち上がって前に進もうとする力や柔軟性)を身につけないまま年齢だけを積み重ねてきている人が増えていることも大きな一因ではないかと思っています。今、自分の問題点をどう分析するのか、原因は何か、どうしたらその問題を克服できるのか、解決できるのか、そんな事を考え、向き合う経験が少なければ、当然自分がどうしていいか分からずに追い込まれる一方で、簡単に現実から逃げる選択をしてしまうのも頷けます。人間ですから落ち込んだり心が折れたりする時は必ずあります。しかし、大切なのはそこから早く立ち上がり、再び前に進もうとすることができる力、最後までやり切る力、物事を柔軟に考える柔軟性です。そのレジリエンスの力を年齢とともにしっかりと育てていくことが、子どもたちの本当の将来の幸せにつながるものと私たちは信じています。

日々の生活や行事など、園生活の中には様々な出来事があります。楽しいことやうれしいことから辛いことや悲しいことまで本当に色々な事があるはずです。しかし、それら全てが大切な経験である事と信じて、今はとにかく目の前の出来事に一生懸命取り組んでほしいと思います。今年の発表会も、それぞれの子どもたちにとって実り多い機会となる事を願っています。

園長 藤本 志磨

園だより 令和8年2月号

   冬らしい厳しい寒さが続き、日中の晴れた日でも身の引き締まるような寒さを感じる季節となりました。そんな凍えるような寒さの中でも、子ども達は元気いっぱいです。ニコニコした笑顔で友達と声を掛け合いながら園庭へ飛び出し、鬼ごっこをしたり遊具に登ったりと、体を動かすことを心から楽しん...