寒さが日に日に増し、美しい紅葉の風景がニュースなどでも見られるようになってきました。私たちの身の回りでも、葉っぱが化粧をし始めたように鮮やかな紅葉を見せ始めています。春・夏のお花もきれいですが、木々の葉一面が色づく紅葉もお花とは違った美しさや鮮やかさがあり、素敵ですね。
ただ、今年はこの寒さが例年以上に心配の種となっていて、これからの時期はインフルエンザだけでなく再び新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されています。国も感染対策と経済対策の両方を考えねばならず、相反する部分が多い中で私たち一人一人の意識と自覚が引き続きとても重要になってきます。引き続き感染予防・対策を意識しながらこの困難を乗り切りましょう。
先日、10月30日に0~2歳乳児クラスの子ども達がハロウィンの行事を行いました。クラス毎に衣装をまとい、4歳児クラスを回って担任に「トリック・オア・トリート」と声をかけてプレゼントをもらい、最後にプレゼントをすべて集めたご褒美に私からお菓子をプレゼントしました。会う人会う人みんなに「かわいいー!」と声を掛けられ、4歳児のお兄さんお姉さんからも注目され、プレゼントやお菓子までもらえて、乳児たちのうれしそうな表情がとても印象的でした。きっと楽しい一日になったことと思います。幼児たちは乳児たちに自然と優しく接するようになり、また少しでも年上らしさを見せようとします。逆に乳児たちは自分たちの出来ないことができてしまう幼児たちに憧れ、一生懸命真似をしようと努力するようになります。今後も少しずつではありますが、季節に合わせた企画や幼児たちとの交流の場も増やせていければと思っています。
そして3~5歳の園児たちは今、12月の発表会に向けての練習が徐々に本格的になってきています。今年度は新型コロナウイルス感染防止のためにクラス毎開催で演目もお遊戯のみとなってしまい、例年のように他学年の姿やその成長過程をご覧いただけないという点ではとても残念ではありますが、舞台に立つそれぞれの子どもたちにとっては、例年同様に一生懸命頑張った証を披露する緊張の晴れ舞台となります。今は覚えることが多く、少々照れくささのある園児もいますが、任された役割をこなすためにただひたすらに練習を重ね、この大変な時期を乗り越え、舞台に立つことが楽しみになるくらいまで一生懸命練習をして、本番では自信をもって踊れるように頑張ってほしいと思っています。
また今年度も例年同様に、ファインダー越しに我が子だけを見て記録を残すことに一生懸命な発表会ではなく、共に頑張ったこども達の姿と共に一つの演目として生の目でご覧いただき、記憶に残す発表会にして頂きたく、保護者の皆様のビデオ撮影はご遠慮いただきたいと思います。また、今年度はクラス毎の発表会になり、お客様の人数も制限されます。ご覧頂く皆様には是非お一人お一人が例年以上に大きな拍手を送って頂き、こども達の頑張りに応えてあげて頂きたいと思います。運動会に続き、皆様の拍手が魔法の手となってこども達に達成感や自信を与え、子ども達の次の力に変わります。どうぞよろしくお願いいたします。
園長 藤本 志磨
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