2025年6月28日土曜日

園だより 令和7年6月号

  一日の中での気温差や日ごとの気温差が大きい今日この頃です。日中の天気が良い日は子ども達が追いかけっこをして園庭を駆け回り、汗をかいている子も多くみられます。今はまだそれほど湿度も高くないので、体を動かすにはとても気持ちのよい時期です。そして、園庭にはアリや小さな虫たちも登場し始めて、子ども達が興味深そうにジッと眺めている姿もあります。そんな微笑ましい姿があちらこちらで見られる時間が、なんとも幸せな時間です。衣服の調節が難しく、体調管理がいつも以上に難しい時期だと思います。ご家庭でも十分お気を付けください。

 また、沖縄は既に梅雨入りしたそうですが、もう少しすると関東地方も梅雨入りし、あの不快な湿度の毎日がやってきます。この暑くなり始めの時期は特に熱中症に気を付けながら活動したいと思います。ご家庭でも必ず朝ご飯をしっかり食べてから登園すること、早寝早起きで十分な睡眠をしっかりとることを忘れないでください。宜しくお願い致します。

 

 新しい年度がスタートし、4月に入園した3歳児やクラス替えをした5歳児は特にクラスのお友達には初めてのお友達も多く、この2カ月で様々な活動を通して新しいお友達作りが進んでいると思います。気の合うお友達が見つかり、これまでとは違う新鮮な気持ちで園生活を送っている園児も、相手との距離が近くなればなるほど些細なことで相手に不満を感じたり、時には喧嘩になったりなどストレスを抱えることも増えてくるでしょう。しかし、そういったことも遊んでいるうちにすっかり忘れて仲良く遊びだしたり、その場では気持ちが治まらなかったり落ち込んだりしても、数日もすればまた元通りに仲良くしているというケースがほとんどです。もし、ご心配なケースがありましたら担任までお知らせください。まだまだ未熟な子どもたちなので、トラブルがあるのは当たり前、それを無くすことはほぼ不可能です。ただ、大切なのはその機会をどうこれからにつなげるかです。お友達に嫌な思いをさせてしまったら誤る、お互いの気持ちがぶつかり合ってしまったら自分の考えや思いを相手に伝えて、相手の気持ちを理解したり受入れたり妥協したりなどしながら自分の気持ちに折り合いをつけるなど、子ども達の心の中はいろいろな思いでフル回転することと思います。上手く双方納得して解決する場合もあれば、時には自分の思った通りの解決には至らずに不満が募ることもあるかもしれません。しかしその経験もまた、次の同じようなケースでの自分の対処に影響して経験を積んでいきます。そういった経験が子ども達にはとても重要です。世の中すべて思い通りに物事が解決されるわけでもないですし、逆に自分の間違いに気づかされることもあります。落ち込むことや傷つくこともあるでしょう。これから子どもたちが生きていく人生の中では、色々なことが起こります。心が傷つくときも、折れそうになる時も、憤るときもたくさんあるでしょう。それもやはり生きていれば仕方のないことです。大切なのはその辛い状況からどれだけ早く立ち上がれるか、そして再び歩みだせるかです。その力を身に付けるために今があるといっても過言ではありません。将来、優しさだけでなく心の強さもしっかりと身に付けて逞しく育ってほしいと願っています。

園長 藤本 志磨

園だより 令和7年11月号

  夏の暑さが嘘だったかのように、 10 月に入ってからは日ごとに気温が下がり、あっという間に秋から寒い冬へと移り変わりそうな今日この頃です。 幼稚園では、無事に運動会が終わり、次は 12 月の発表会に向けて、職員・子ども達が各クラス一生懸命練習を始めております。運動会とは打...