2024年10月1日火曜日

園だより 令和6年10月号

 ようやく暑さが和らぎ、待望の秋がやってきたようです。食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、この時期ならではの楽しみ盛りだくさんの季節です。ここ数年はあっという間に秋が通り過ぎて、急に冬がやってくるという印象がありますが、今年は是非秋を満喫する余裕が欲しいものです。

 幼稚園でもこの季節に合わせて運動会やお芋堀などの行事を予定しています。陽気に合わせた昔ながらの行事は、ここ数年で時期が狂ってきてしまっている感もありますが、季節を感じながらそれぞれの行事を楽しみたいと思います。

 

 今月の耳寄り情報でも掲載させて頂いていますが、825日に「ペップトーク実践園」としての認定を受けることができました。「ペップトーク」とは、ここぞという時に自信をもって何かに臨めるように、気持ちを奮い立たせる最後の一押しの言葉です。人間は自分自身の心の持ち方ひとつで、持っている力を100%発揮できたり、出来なかったりします。「自分にはできる!」と思ってチャレンジするのと、「できないかもしれない」「たぶん無理だ」と思ってやるのとでは、同じ力を持っていても結果は大きく変わってしまいます。そこで、日常の言葉や会話の中でもマイナスイメージの言葉をプラスのイメージに変換して発するように取り組んでいます。まだまだ勉強途中ではありますが、青葉幼稚園の職員は幼児活動研究会の倉部雄大先生をお招きして何度かその研修を受け、昨年度から意識して取り組むようにしてきました。私たちもまだまだ未熟ですが、この取り組みを続けていくことで、職員も子ども達も少しずつ自分に自信をもって過ごせるようになり、持っている力をしっかり発揮できるようになってほしいと思っています。

 また、このペップトーク実践園では、こども達と職員だけでなく、それを各ご家庭にも浸透させることで、より効果を上げる取り組みが求められています。年に数回行われる倉部先生のこども講演では、年長児を対象に人として大切なことを学ぶと同時に、お友達や自分の周りの人の良いところを見つけたり、感謝の気持ちを伝えたりという時間も設けられます。時々「耳寄り情報」などでもその内容をお伝えするので、是非ご覧いただければと思います。そして、お家での言葉もできるだけプラスのイメージの言葉を使うようにしたり、感謝の言葉を声に出して伝えたりなど、少し意識をするだけで笑顔が増えてくると思います。(職員の中では、相手への感謝の気持ちや良いところを伝え合う「ペップカード」というものを今年度から始めてみました。)

 人は知らず知らずのうちに自分が思い描いた姿に近づいていく、という話を聞いたことがあります。「自分はダメだ」「きっとこんなことになる」と思っていると本当にそうなっていき、「自分はこうなれる!」「絶対に大丈夫!」と思っていればそれもまたそうなっていくのだそうです。前向きな気持ちを持つと、そのために必要なことを一生懸命にするようになるので、結果がついてくるということなのでしょう。幸せを手に入れるには、プラス思考、ポジティブ思考が必然なのかもしれません。

 

園長 藤本 志磨

園だより 令和6年10月号

  ようやく暑さが和らぎ、待望の秋がやってきたようです。食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、この時期ならではの楽しみ盛りだくさんの季節です。ここ数年はあっという間に秋が通り過ぎて、急に冬がやってくるという印象がありますが、今年は是非秋を満喫する余裕が欲しいものです。  幼稚園で...