2023年2月25日土曜日

園だより 令和5年3月号

 日によって気温差が大きい日々が続いていますが、少しずつ春の訪れが近づいてきているように感じる今日この頃です。園庭のプランターにはパンジーの花が咲き始め、チューリップの葉が少しずつ土から顔を出し始めています。卒園式や修了の会のころには、命の息吹を一層感じられるようになっていることでしょう。年度の締めくくりとして、そしてその後の新たなステージのスタートとして、一段と力がみなぎる時期です。元気に3月を過ごしていきましょう。

 

さて、インフルエンザの流行はもう少しの間警戒が必要のようですが、新型コロナウイルスは日に日に感染者数も減ってきているようです。国も規制緩和を行っていくようで、決して油断はできませんが園での活動も徐々にコロナ禍以前の対応に戻していけそうです。園だけでなく、世間も徐々に規制が緩んでいくことと思いますが、約3年も続いてしまったコロナ禍で、普通だったことが普通と感じられなくなって、普通に戻ることに違和感をもってしまうこともいろいろとありそうです。また、積極的に元に戻ろうと思う人もいれば、もう少し様子を見ようと思う人、まだまだ不安が残りこれまでを継続しようと思う人、感じ方は様々だと思います。しばらくはそういった様々な異なった考えの人たちの間でトラブルや不快感を持つ場面も出てくるかもしれません。そういった様々な問題が残っているうちは、私たちはまだコロナ禍にいるということなのかもしれません。

とはいっても、これまでいろいろなことで我慢を強いられていたことから、徐々にでも解放されていくことはとてもうれしいことです。昔、私の中学時代の恩師にこんなことを言われたことがあります。「人の不安や心配事というのは、まだ起きてもいないこと、起きるかどうかもわからないことがほとんどだ。そして、実際にその不安の通りになることの方が少ないものだ。そんなことにいつまでも自分の貴重な時間を割くなんてもったいない。どうせなら、もっとプラスに物事を考えるべきだ。」不安の真っ只中にいる時はそう簡単には考え方を変えられなかったと思いますが、今は思い切ってプラスに考えていく、まさにそんな時期なのかもしれません。

園でも来年度からは様々な活動や行事において、その開催方法などの見直しを図っていくことになります。コロナ対応によってむしろ良くなったことは維持しつつ、元の通りに戻すものや新しい形を築いていくものなど、また試行錯誤の日々が続くと思います。様々なお考えの方々がいらっしゃる中だと思いますので、全員が快くご納得いく形とはいかないこともあるかもしれませんが、何卒ご理解のほど宜しくお願い致します。

これから一歩一歩、元の楽しい日々に近づけますように。

園長 藤本 志磨

園だより 令和6年度最終号

 日中は太陽の日差しに暖かさを感じ、春の訪れを感じられるようになってきました。桜のつぼみも少しずつ膨らみを見せ、開花の準備を進めているようです。また、園庭の芝生もうっすらですが緑色の葉が出始めています。厳しい寒さを耐え抜いてきた植物はこれから一気に目を覚まし、エネルギー全開で花を...