2023年1月30日月曜日

園だより 令和5年2月号

 新しい年を迎え、いよいよ3学期がスタートしました。朝晩の冷え込みはとても厳しいですが、日中に晴天で風が穏やかな日は、日向と日陰で随分と体感温度が違い、太陽の恵みの偉大さを体で感じることができます。改めてお日様に感謝したいと思います。

 3学期が始まった翌週から、市内の小中学校・乳幼児施設ではインフルエンザが一気に広がりを見せ、各所で学級閉鎖や学年閉鎖が出始めました。コロナ禍以降この3年近くはほとんど感染がなかったインフルエンザでしたが、約3年ぶりの流行なだけに今後の広がりが心配です。コロナの感染対策の一つは換気、インフルエンザの感染対策の一つは加湿。乾燥する冬は園でもご家庭でも両立がとても難しい問題です。少なくとも手洗いや手指消毒、うがいなど共通して有効な対策はできる限り実践して、残り少ない今年度を元気に過ごしていきましょう。

 

 さて、3学期に入り年中さんや年長さんが園庭で縄跳びの練習を頑張っています。まだまだ練習時間の浅い子は縄自体をうまく回せなかったり、縄のタイミングとジャンプするタイミングがなかなか合わずに引っかかってしまったり、それぞれに苦労して練習に励んでいる様子も見られます。跳べないながらも繰り返し練習に励む姿はとてもたくましく見え、寒空の下でも「はぁ、はぁ」と言いながら頑張っている姿を見ると、心から応援と拍手を送りたい気持ちにさせられます。

また、跳べるようになった子は、何回跳べるかに挑戦したり、反対回しに挑戦したりなど、次の目標に向かって練習を続けています。園庭で練習している子どもたちのそばを通ると「跳べるよ!見て!」「〇回跳べた!」「僕は〇回!」など、次から次へと子どもたちが集まってくることも珍しくありません。「すごいね!頑張ったんだね!」と褒めてあげると、「うん!」と自信たっぷりに、そしてうれしそうに笑顔を見せてくれ、その後もさらに練習を続ける姿があります。頑張ってやっと1回跳べるようになった子も、同じように頑張って10回、20回と跳べるようになった子も、そこまで頑張ったことに何にも勝る価値があり、頑張ることが良い結果につながる方法なのだということを是非学んでほしいと思います。

「チャレンジしても成功するとは限らない。しかし、チャレンジなくして成功はない。」世の中に出るとそんなことの繰り返しです。「成功したことよりも、成功するまで努力を続けたことが凄いこと。」子どもたちには、これからの人生に必ず活かされる経験をもっともっと体験・経験して、成長し続けてほしいと思います。と同時に、私たちも子どもたちに学び、人として成長し続けていきたいと思います。

園長 藤本 志磨

園だより 令和6年度最終号

 日中は太陽の日差しに暖かさを感じ、春の訪れを感じられるようになってきました。桜のつぼみも少しずつ膨らみを見せ、開花の準備を進めているようです。また、園庭の芝生もうっすらですが緑色の葉が出始めています。厳しい寒さを耐え抜いてきた植物はこれから一気に目を覚まし、エネルギー全開で花を...